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【上甲子園小学校・上甲子園中学校】中学校生徒会役員による防犯教室

更新日:2024年2月2日

ページ番号:40849731

※この記事は平成29年度に作成したものです。
  


平成29年(2017年)7月13日、上甲子園小学校で上甲子園中学校の生徒会役員による防犯教室が開催されました。
上甲子園中学校では、これまで甲子園警察署に協力していただき防犯教室を開いていましたが、いじめや恐喝などの犯罪に関する理解をより深めるため、昨年から生徒自らが企画し、甲子園警察署と県警少年育成課西宮少年サポートセンターの協力のもと、防犯教室を開催しています。
この防犯教室は、「犯罪の怖さを多くの人に伝え、地域全体で取り組んでいきたい」という思いで行われています。
この日の内容は、生徒会役員による劇、生徒会役員と県警少年育成課西宮少年サポートセンターによるSNSに関する防犯のお話、質疑応答の3部構成でした。


生徒会が考えた2本の劇

劇は生徒会役員の8人がシナリオを考え、先生方からのアドバイスを受け、5月から準備を進めてきました。


1つ目の劇は、「LINEいじめ」。
欲しいものがある主人公が友人2人に「ほしいものがあるなら、とっちゃえばいいやん」と言われ、軽い気持ちで万引きするところから始まります。
2回目の万引きをする時、友人2人にスマートフォンで動画を撮影された主人公。
その時は笑い事で済んでいましたが、友人からのLINEで「次はブランドバックをとってきてくれへん?」など、徐々に要求がエスカレート。
主人公がためらっていると「いいからとってこいよ!」「もしとってこなかったら万引き動画をSNSに流すからな!」と脅され、主人公はどんどん犯罪から逃れられなくなっていくところで劇は終了。
「万引きも犯罪ですが、LINEで脅すことも犯罪です。」と犯罪がすぐ身近にあることを小学生に伝えていました。


2つ目の劇は、「恐喝」。
毎晩10時を過ぎても遊んでいた小学生が、ある日、友人とゲームセンターへ行くところから始まります。
ゲームに熱中していると高校生が近づいてきて「遊ぶお金があるんだったら、ちょっと貸してよ」と話しかけられます。小学生が貸すのを渋っていると高校生は「ごちゃごちゃうるさい!明日返すからさっさと金出せや!」とお金を奪い、その場から立ち去りました。
翌日、小学生は返してもらえることを信じ、もう一度ゲームセンターへ行きますが、高校生は結局姿を現しませんでした。小学生は自分たちが恐喝にあったことに気付き、夜遅くにゲームセンターに行ったことを後悔する場面で劇は終了。
「夜遅い時間帯に出歩くと悪い人に絡まれる可能性が高くなります。地域で決めている絶対に家に帰らないといけない時間は18時です。夜遅く出なければいけない時は保護者を伴って行動しましょう。」と呼びかけていました。


SNSの怖さ

また、SNSに関する防犯のお話では、「軽い気持ちでSNSに動画や写真を掲載すると自分が想像もしていなかった犯罪に巻き込まれる可能性があります。一度SNSに掲載してしまうと削除することは困難です。だからこそ、自分の行動に責任をもってください。」と小学生に注意を促していました。


小学生からの質問

小学生から様々な質問の声が上がり、甲子園警察署の方が優しく、丁寧に答えてくださいました。
質問「公園でボール遊びは禁止ですか?」
回答「人の邪魔にならないボール遊びをするのは可能ですが、他の人の迷惑になることは禁止されています。また硬いボールや、バットを使用することも基本的には禁止になっています。周りに小さい子供やお年寄りがいないか、注意を払って遊んでください。」


質問「川に入って遊ぶのは禁止ですか?」
回答「雨が降っている時は増水して危険ですので遊ばないでください。また、晴れていても川は鉄砲水などが発生する恐れがあるので、その日の天候に気をつけ、保護者同伴で遊んでください。できればライフジャケットを着て遊んでください。」


質問「公園での花火は禁止ですか?」
回答「手持ちの花火は大丈夫ですが爆竹やロケット花火など音の出る花火や打ち上げ花火は禁止です。また、そばに水を置いて火をすぐ消せるようにしてください。使用済みの花火は持ち帰りましょう。」


質問「マンションの入り口で集まって遊んでいる人がいます。とてもうるさいです。どうしたらいいですか?」
回答「マンションの管理者に報告してください。また自分たちが遊ぶ場合、マンションの入り口は人が使うところです。綺麗に使用し人の迷惑にならないように遊びましょう。」


質問「工事現場に勝手に入っている人がいます。」
回答「工事現場に勝手に入ることは建造物侵入、軽犯罪法違反として警察に捕まる場合があります。また思いもよらない犯罪に巻き込まれる可能性もあります。人がいないところでは遊ばないでください。」


未来につなぐ、防犯の意識

最後に、小学生からの挨拶では「劇では万引き、恐喝の怖さがとてもよくわかりました。また、警察の方へのインタビューがあり、とてもわかりやすかったです。今日教えていただいたことを、これからの生活に活かしていきたいです。」と抱負を語っていました。


防犯教室が終了し、生徒会役員は「こどもたちの反応はすごくよく、笑いや怖がる声が聞こえ、小学生に伝わっている様子を舞台上で感じることができました。この劇をみて、犯罪の恐ろしさを知り、大きくなっても、こういったことに手を染めないようにしてほしい。そして、防犯の意識を後輩たちに伝え、未来につないでいってほしいです。」と語っていました。


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