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めざせ!アースレンジャー!エコカードで西宮の子どもたちが自主的に環境学習

更新日:2018年11月22日

ページ番号:86635269

西宮市環境学習サポートセンター
西宮市環境学習サポートセンターの前で

西宮の小学生におなじみの「EWCエコカード」

このカードを見たことはありませんか?小学生たちが毎年、年度はじめにもらってくる「EWC エコカード」です。
(EWC:Earth Watching Clubの頭文字。市外の私立小学校生でも、西宮市在住ならカードをもらうことができます。未就学児向けの「ちきゅうとなかよしカード」もあるそうです)

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我が家の3年生版エコカード。使い方の書かれたてびきと保護者版エコカードも

西宮市が全国初の「環境学習都市宣言」を行ってから15年。
意外と大人は無意識ですが、西宮市に住む小学生たちは「EWCエコカード」を通して日々、環境学習に取り組んでいます。
 
学校、地域、店頭それぞれの場所で「環境にいい取り組み」をするごとにエコスタンプを押してもらえます。
そして、スタンプを10個集めると、環境を守るヒーロー「アースレンジャー」に任命されるのです。
この「EWCエコカード」を発行している事務局があるのが、西宮市環境学習サポートセンターです。

西宮北口にある、楽しみながら環境学習できるスポット

阪急西宮北口駅から歩いて5分の場所にある西宮市環境学習サポートセンター。
ミニミニ水族館をはじめ、さまざまな展示があり、親子で「楽しみながら学習できる」スポットです。
今回は、「ママそら」の武中桂が、市民レポーターとして子どもと一緒にこちらに訪問しました。

西宮市環境学習サポートセンター02
入口は、北側と南側の2箇所。こちらは駅寄りの北側の入口です

施設内でも、掲示されているエコクイズに全問正解すると、「EWCエコカード」にスタンプを押してもらえます。

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施設内のエコクイズ

西宮市環境学習サポートセンター04
全問正解して、スタンプを押してもらいました


EWCエコカードを通して行っているのは、将来への教育

西宮市が発行している「EWCエコカード」は、センターの中にあるNPO法人 こども環境活動支援協会と市の共同事業により生まれたものです。そして、現在も同法人がEWCの事務局を務めています。
 
今回は、子どもたちが持つ「EWCエコカード」への想いについて、事務局長の長手聖美(ながて さとみ)さんに聞いてみました。

西宮市環境学習サポートセンター05
NPO法人 こども環境活動支援協会 事務局長の長手聖美さん

「『EWCエコカード』は、今年で20周年を迎えます。市民・行政・事業者、それぞれが役割を果たしながら、よりよい社会を目指すため、1998年に法人を立ち上げました。以降、西宮市の環境教育に関わる中で、"いつでも、どこでも、誰でも、手軽に環境問題に取り組めるように"、そして"特別に意識しなくても環境教育に関わることができるように"という想いからエコカードが生まれました」(長手さん)
 
最近では、「エコカード」が地域に定着してきたことを実感していると言います。
「学校の先生や地域の方々の口から日常的に『エコカード』という言葉が出る。そういう大人たちにサポートされながら大きくなる子どもたちは、"当たり前"に環境への取り組みができるようになると思います」(長手さん)
 
また、「エコカード」を通じて実現したいことや目標を話してくれました。
「環境問題に関心がある人も関心がない人もいますが、全員に環境によい取り組みをしてもらえるようになることが、私たちの目標です。子どもの頃は『スタンプ集めを楽しむ』ことで十分。将来的に、『小学生の頃やっていたアレには、こういう意味があったんだ』と自分の学びにつなげてもらえると最高だな、結婚して子どもを持ったときに『二世代でのアースレンジャーを目指す文化』が生まれたらいいな、と思っています」(長手さん)
 
エコカードはあくまでもきっかけづくり、本当のゴールは彼らが大人になったときなのです。
 

環境学習サポートセンターに来て・見て・学ぶ

また、長手さんにこちらの施設についても聞きました。
「環境学習サポートセンターは、エコカードを持っている小学生はもちろん、もっと小さな子どもから、中学生以上、大人も一緒に楽しめる施設です」と太鼓判を押します。
 
入り口の自動ドアをくぐった先に広がるのは、ミニミニ水族館。子どもも大人も、ついつい水槽にかけよってしまいます。

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身近な川にいる魚を水槽越しに見るのは、なんだか不思議!

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餌やりを見学

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トンネル状の水槽の中は、いつまでいても飽きません!

とっても素敵なミニミニ水族館ですが、楽しいだけの空間ではありません。
親子で、水辺環境の大切さを存分に学ぶことができました。
「学び」というキーワードには敏感な親たち、「楽しみながら学ぶこともできる」ことは、とっても魅力的です。

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幼児向けの絵本から図鑑、大人向けの本まで幅広いラインナップの図書コーナー

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配架コーナー。小さな子どもでも見学しやすいように貸出用の踏み台もあります


たくさんの体験型学習で子ども達も大興奮!

私たちが訪れたのは、夏休み終盤。
「夏休み特別企画 生きものふれあいフェスタ」が開催されていました。

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夏休み期間中は、毎朝先着3組の来館者はカメの餌やり体験ができました

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恐る恐るカメを持ち上げます

実際に触ってみると、
「触りすぎて、プニプニした感触が気持ち悪くなってきた......」
「カメに噛まれた!カメが噛むなんて知らなかった......めっちゃ痛い!」
「ザリガニが離してくれない!!」などの子どもたちの声が聞こえます。
どれもこれも、実際に触ってみたからこその感想です。
見守る親たちは、楽しそうな子どもたちの様子を見ると嬉しくなりますね。
 
さらに、この日はキーホルダー作りも体験しました。

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オリジナル作品を作るべく、真剣にペイント

今回は「夏休み企画」もあり、とってもたくさんのことを体験できた子どもたち。
学習塾や商業施設が多い西宮北口駅のすぐそばに、「環境」に触れることができる施設があります。
環境学習サポートセンターは、まさに、子どもも大人も一緒に「来て・見て・楽しみながら学ぶ」ことのできる場所。毎月変わるラリー形式のエコクイズを解きながら館内を回るだけでも十分に楽しむことができます。水族館での癒しを期待して、塾やお買い物のついでに立ち寄ってみるのもおすすめです。
また、餌やり体験をした後にはすぐに手を洗える場所があったり、広いトイレがあるなど、小さいお子さんと一緒でも利用しやすい施設です。
 
なお、EWC事務局は定期的に「EWCニュース」を発行しており、その裏面には西宮市が主催する環境学習に関連するイベントや、環境学習都市にしのみや・パートナーシッププログラム認定を受けたイベントの案内がギッシリ詰まっています。
 
EWCニュースは、市内の小学校で全児童に配布されている他、環境学習サポートセンターの配架コーナーでももらうことができます。また、EWCホームページからは、過年度分も含めてダウンロードができます。ぜひチェックしてみてください!

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学年別のEWCニュース。表裏に情報がぎっしり詰まっています!


西宮市環境学習サポートセンター

開館時間

午前9時から午後5時

休館日

月曜日(祝日の場合はその翌日)、年末年始

アクセス

阪急西宮北口駅 北西出口より徒歩5分。モスバーガーに隣接する建物、ゆとり生活館アミの1階。駐車場・駐輪場は近くのアクタ西宮他近隣のコインパーキング、およびアクタ西宮駐輪場をご利用ください。

 

ママそら ロゴ


ママそら
「ソーシャルメディア・ラジオ・リアルイベント」の3つを軸に、育児支援・就業支援を行う団体として2012年に設立。現在、北海道から沖縄まで11の支部を展開中。
行政とも就業支援を行うなど活動の場を広げている。代表の奥田絵美は西宮在住。
 

NISHINOMIYA COMMONS編集部
ママそらレポーター 武中桂

お問い合わせ先

広報課

西宮市六湛寺町10-3 西宮市役所本庁舎 4階

電話番号:0798-35-3400

ファックス:0798-35-3449

お問合せメールフォーム

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