【消防局】救命処置の必要性と手順について教えてください。
更新日:2024年3月10日
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心肺蘇生法とAEDを使用した救命処置の必要性と手順は、次のとおりです。
突然心臓や呼吸が止まった人の命が助かる可能性は、10分間で急激に少なくなるといわれています。心肺蘇生法とは、この止まってしまった心臓や呼吸の動きを助ける方法です。
また、突然心臓が止まるのは、心臓がブルブルとけいれんする「心室細動」が原因となることが多く、この場合には出来るだけ早くAEDによる電気ショックをあたえ、心臓の動きを回復させることが有効です。
心肺蘇生法、AEDともに、心臓が止まってから実施するまでの時間が、早ければ早いほど、救命の可能性が高くなることが知られています。
もちろん、救急隊も心肺蘇生法やAEDを実施しますが、そばに居合わせた人が早い段階で処置をすればするほど、その人の救命の可能性は高くなるのです。
以下、その手順を説明します。
目の前で人が倒れた、倒れている人を見つけた。(反応・呼吸ともにない場合)
※感染防止のための注意事項を赤字で記載しています。
1.反応を確認する(呼びかけや、肩をたたいて動きがあるか・ないか)
※救助者はマスクを着用しましょう
2.助けを呼ぶ(119番通報とAEDの手配)
3.呼吸の確認
※傷病者の口元に顔を近づけないようにしましょう
4.胸骨圧迫30回と人工呼吸2回の繰り返し(人工呼吸は省略可能)
※胸骨圧迫のみを実施しましょう。
胸骨圧迫を実施するときは、傷病者の口元を布やタオル、マスクで覆うようにしましょう。
5.AEDの到着
6.心電図の解析
7.AEDの音声指示により電気ショックを実施(患者の状態により指示がない場合あり)
8.胸骨圧迫30回と人工呼吸2回の繰り返し(人工呼吸は省略可能)
※胸骨圧迫のみを実施しましょう。
胸骨圧迫を実施するときは、傷病者の口元を布やタオル、マスクで覆うようにしましょう。
以下、AEDの音声指示に従いながら、救急隊に引き継ぐまで続けます。
AEDがない場合は、手順4を救急隊に引き継ぐまで続けます。
いざというとき処置ができるように、救急講習の受講をお勧めします。
救急講習会については、下記のリンクから救急講習会のページをご覧ください。
ダウンロード
心肺蘇生法とAEDについて(救命入門コース用テキスト印刷用)(PDF:1,084KB)
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