【甲東分署】With コロナ~甲東分署の取組み~
更新日:2020年12月24日
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今年は感染を予防しながら日常生活を送る「withコロナ」の一年となり、私たちの生活環境にも様々な変化がありました。
甲東分署においても、人との接触機会の削減や感染拡大防止のため対外的な業務の一部中止や他署との合同訓練の中止など、感染防止を踏まえた働き方の変化も求められた一年でした。
消防署で新型コロナウィルス感染者が発生した場合、消防業務に大きな影響を与えてしまうため、マスクの着用やソーシャルディスタンスの確保をはじめとする感染拡大防止に積極的に取り組んでいます。その中で我々消防職員はコロナ禍においても、いつ発生するかわからない火災などの災害に対応するため、以前と変わらず消防署に出勤し日々訓練を行い備えています。
そこで、コロナ禍において甲東分署でどのような取り組みを行っているのか少し紹介したいと思います。
甲東分署の取組み
主な感染防止対策の取組み
・飛沫の拡散を抑制するため事務所の机は樹脂製板で仕切っています。
・来庁者の窓口には飛沫防止用フィルムで仕切っています。
・庁舎入口と事務所入り口に手指消毒用アルコールを設置。職員は定期的に手指消毒を行っています。
・ソーシャルディスタンスを確保しながら出勤時には責任者に体温を報告。発熱していないか確認。
・仕事中、マスクは必ず着用しています。
・救急隊は通常時から感染防止のためマスク、ゴーグル、感染防止衣などを着装しています。
届出等の郵送受付
消防法や条例等で定められた届出等について、人との接触による感染リスク回避のため郵送による受付もしております。
ただし、届出等の郵送の際は
・必要な記載事項が記載され、添付図書が揃っているか
・切手を貼付した返送用封筒を同封しているか
・正副2部用意しているか
をよく確認してください。
(記載漏れ、書類不足などがあれば、受付できず返送するか来署していただくことになります。)
※手数料徴収が必要なもの、危険物の許認可等申請などは郵送での受付はできません。
日頃の訓練について
コロナ禍といっても火災などの災害が起こらないわけではありません。
コロナ禍でも市民のみなさまの安全・安心を守るため、マスクを着用するなど感染防止対策をしながら様々な訓練を行っています。
◇屋内進入訓練
屋内に進入する前に、進入が可能かどうか、入口付近に要救助者(助けが必要な人)がいないかなどを迅速に確認します。
火災が発生している建物の中に入り、消火活動や人命検索を行うことはとても危険を要します。刻々と状況が変化していく火災現場において、一つの判断ミスが重大な事故につながりかねません。そのようなことがないよう、要救助者と自分達の命を守るべく、日々の訓練に取り組んでいます。
◇放水訓練
放水は火を消すための放水はもちろん、延焼を阻止するための放水など様々な場面に適した放水の仕方が必要になってきます。その状況に応じた放水を行うために、放水形状や放水量を適切に見極める訓練を行っています。
上記写真では、マンションなどで火災が発生したと想定し、地上から上階への延焼を防ぐための放水訓練を行っています。
◇はしごを使用した訓練
高所にいる要救助者を救出する際に三連はしごという最大3.7m伸びるはしごを使用します。
写真では、火災が発生している建物2階のベランダにいる逃げ遅れた要救助者を救出する想定の訓練を行っています。
最後に
再び新型コロナウィルス感染者が増加し油断できない状況が続いていますが、甲東分署ではこのような感染防止対策を徹底しながら、火災などの災害に備えて訓練を行っています。
市民のみなさまが新型コロナウィルスのため大変不安な生活が続く中で、消防業務に関しては市民のみなさまの安全・安心を守っていけるようこれからも万全を尽くしていきます!
また、乾燥しやすい気候とストーブなど火気を使用する機会が増えるため火災が発生しやすくなっています。
いま一度、ご家庭内の防火についてチェックしていただき、火の用心で年末年始をお過ごしください。
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