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西宮の環境(水質編)

更新日:2021年8月27日

ページ番号:78157391

西宮市域の公共用水域(河川、海域、ため池など公共の用に供せられる水域・水路のことをいいます)は、北部を流れる有馬川、西川、船坂川、名塩川、太多田川や、南部を流れる武庫川、夙川、新川、東川、津門川、仁川などの河川、そしてこれらの河川が流下する大阪湾の沿岸部などから構成されています。公共用水域の水質保全と汚濁の監視のため、定期的に水質や底質の調査を行っています。令和2年度の公共用水域の水質及び底質の測定結果は下記のとおりです。

公共用水域(河川・海域・ため池)の令和2年度水質調査

測定結果の概要や測定地点情報、水質の環境基準等は下記の通りです。

公共用水域結果の概要・測定地点情報・環境基準等のダウンロード

令和2年度河川・海域の水質調査

西宮市内の20河川34地点、海域6地点で採水調査を行いました。河川については公共下水道の整備等の効果により、汚濁の状況はかなり改善されてきました。なお、ふっ素(健康項目)が6河川10地点で環境基準値を超過していましたが、これは六甲山系の地質に起因する自然由来のためです。
一方、海域については、大阪湾の奥部に位置し、外海との海水の交換が少ない閉鎖性水域となっているため、水質改善は進んでおらず、依然として赤潮や青潮が発生しやすい状況となっています。
赤潮は海水表面の方が底層よりも水温が高い、つまり上層には密度の軽い水が、下層には密度の重い水がそれぞれ分布するために垂直方向への対流が起こりにくい春から秋にかけて発生しやすく、窒素やリンなどの栄養塩が多い海水表面で気温が高い中太陽光を受けた植物性プランクトンが光合成を盛んに起こして大量発生し、魚などのエラに付着して斃死させるものです。
また、青潮は主に冬場北風が吹いた際に海底に溜まっていたヘドロが海岸へ向かって巻き上げられるため、海岸付近の水質が貧酸素の状態になり、魚が斃死するものです。
令和2年度は新型コロナウイルス感染症拡散防止のため緊急事態宣言等が発出されていた時期もありましたが、公共用水域の採水調査には特に予定等の変更ありませんでした。

令和2年度河川・海域データダウンロード

過去の河川海域データのダウンロード

ため池の水質調査

兵庫県の水質測定計画では市内のため池の水質調査は含まれていませんが、市民の身近な親水場所であり関心も高いことから、市は新池・樋之池・甲陽大池・片鉾池の4つのため池で水質調査を行っています。過去(平成14年度)からこれまで(令和2年度)の調査結果は下記の通りです。なお、通常ため池については放流口で採水を行っていますが、甲陽大池については放流口のほか、流入側に礫間浄化施設(土壌に存在する微生物の力を借りて有機物を分解させ水質を浄化する施設)があることから、施設の上流側・下流側についても調査を実施しています。

地下水の水質調査

平成元年度より地下水の調査を行っています。地下水調査は、西宮市内において地下水が汚染された地域を確認するため、毎年地点を変えながら多項目にわたって行う概況調査と、概況調査により発見された汚染物質を継続的に監視するための継続監視調査(定期モニタリング調査)の二つに大別されます。令和2年度は、概況調査を市内12地点、継続監視調査を市内22地点で実施しました。なお、令和2年度はコロナ禍のため、特に概況調査については採水予定場所を当初計画から大幅に変更しました。
自然由来起因と思われるふっ素、砒素、マンガン、ウランの環境基準値超過がみられる地点や、肥料等に起因する硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素や有機溶剤として使用されるテトラクロロエチレンおよびその生成分解物が環境基準値を超過している地点があり、引き続き監視を行っていきます。

令和2年度水質調査結果のダウンロード

過去の地下水調査結果のダウンロード

(参考)震災時協力井戸について

平成7年1月17日に発生した阪神淡路大震災では、多くの市民が近隣の井戸所有者から井戸水を提供してもらい、トイレや洗濯といった生活用水として活用されていました。「地震等の災害が再び発生した際には、利用できる井戸があります」という井戸所有者の方の善意の意思をご近所の方に対して表示する市内統一の印として、青色の震災時協力井戸プレートを市で作成し配布したのが震災時協力井戸です。これまで市内で471件の登録があります。
要綱等で定められているものではなく、あくまで善意に基づくものであり、仮に水が出なくなったり井戸を廃止したりされていても特に届出等が必要というわけでもないため、現存する震災時協力井戸は登録数よりも減少しているものと考えられます。また、井戸所有の情報は、個人情報にあたるため、場所等の情報は開示していません。(ご近所で震災時協力井戸の有無について調べたいときは、プレートを掲示されているお家がないかどうか、探してみてください。もちろん、勝手に敷地に立ち入ったり井戸水を採取したりは絶対にしないでください)
公害部局としては、普段から井戸水を飲用しないこと、特に災害発生時には工場・事業場などから有害物質等が流出して地下水に混入してくる可能性も考えられるので、あくまでも生活用水としてのみ活用し、飲用は絶対に避けることを勧めています。もし、井戸水を飲用されている場合は、万一周辺で有害物質による土壌汚染が見つかった際に、土壌汚染対策法の規定に基づきその土地の所有者の方に対して汚染土壌対策を求める要措置区域に指定する必要が生じる可能性も考えられるため、環境保全課水質土壌チームにご一報願います。

ゴルフ場における農薬調査

ゴルフ場で使用される殺虫剤、殺菌剤、除草剤等農薬による河川等の水質への影響が懸念されることから、兵庫県が平成元年に策定した「ゴルフ場における農薬等の安全使用に関する指導要綱」に基づいて、農薬使用量の削減、低毒性農薬への転換、適正使用等の指導を行っています。また、平成2年度より、環境省が定めた「ゴルフ場で使用される農薬による水質汚濁の防止に係る暫定指導指針について」に基づき、ゴルフ場排出水中の残留農薬の実態について調査を実施しています。
令和2年3月27日の環境省水大気環境局長通知「ゴルフ場で使用される農薬による水質汚濁の防止及び水域の生活環境動植物の被害防止の係る指導指針」で農薬取締法第4条第1項第9号に基づく水質汚濁に係る農薬登録基準(水濁基準値)が設定されているものは、その値の10倍値が水濁指針値となりました。また、農薬取締法第4条第1項第8号に基づく水産動植物被害に係る農薬水濁指針値となりました。また、農薬取締法第4条第1項第8号に基づく水産動植物被害に係る農薬登録基準(水産基準値)が設定されているものは、その値の10倍値が水産指針値となりました。
令和2年度は18ホールを持つ市内6事業場7コースにて、7月3日(コロナ禍のため、日程順延)と10月23日の2回調整池や河川放流口で採水し、70項目延べ396検体の農薬成分調査を行ないました。調査開始以降現在まで、水濁指針値を越えて検出された事例はありません。水産指針値については、1年生雑草用除草剤ピロキサスルホンが令和2年度秋の調査時に2事業場で超過していた事例がありました。

ゴルフ場農薬調査結果ダウンロード

過去のゴルフ場農薬調査結果ダウンロード

河川・海域の底質調査

平成16年度より河川において、また平成26年度より海域において底質調査を実施しています。令和2年度は武庫川甲武橋、新川中津橋、東川親水南公園、夙川夙川橋、甲子園浜、香櫨園浜において調査を行っています。

底質調査結果ダウンロード

ダイオキシン類(河川水質底質・海域水質底質・地下水水質・土壌)の調査

焼却行為等によって大気中に放出されたダイオキシン類が、降雨によって水中や土壌中にどの程度含まれているかを把握するために測定を行っています。令和2年度は、河川で水質底質調査を3地点(甲武橋・親水南公園・夙川橋)、海域で水質底質調査を2地点(甲子園浜・香櫨園浜)、地下水の水質調査を2地点(主に民家の井戸で採水し、毎年場所を移動しています)、土壌を2地点(市内の公園にて採取し、毎年場所を移動しています)、それぞれ測定を行いました。平成20年4月1日に中核市に移行して測定開始以来、いずれも環境基準を達成しています。

ダイオキシン類調査結果ダウンロード

残留性有機汚染物質(POPs)等の調査

外因性内分泌かく乱化学物質(いわゆる環境ホルモン)は、微量であっても生態系に与える影響が大きいと言われている物質です。科学的に未解明な点が多く、世代を超えた深刻な影響をもたらすおそれがあるため、ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)やペルフルオロオクタン酸(PFOA)といった有機ふっ素化合物を含めた残留性有機汚染物質(POPs)の調査を行っていました。
※これまで調査してきた項目は、ノニルフェノール・直鎖アルキルベンゼンスルホン酸及びその塩(LAS)、4-t-オクチルフェノール、アニリン、2,4-ジクロロフェノール・トリブチルスズ・PFOS・PFOA・ビスフェノールA・17β-エストラジオール・塩素数別のポリ塩化ビフェニル類(PCB)です。なお、平成27年度以降は、公共用水域の生活環境の保全に関する環境基準項目および要監視項目を除き、残留性有機汚染物質(POPs)としての調査は実施しておりません。

残留性有機汚染物質(POPs)等の調査結果ダウンロード

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お問合せ先

環境保全課

西宮市六湛寺町10-3 西宮市役所本庁舎 8階

電話番号:0798-35-3809

お問合せメールフォーム

kankansi@nishi.or.jp

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