環境報告書2017/第1章 西宮市の概況/植物
更新日:2018年3月9日
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貴重な植物群落
植物分類上、重要な植物は少ないが希少さ・自然の豊かさなどの要因から、武庫川水系の岩上植物群落や甲山周辺の湿原植物に特異なものが見られます。武庫川水系岩壁には、サツキ、アリマグミ、イブキシモツケ、ツメレンゲや各種の苔類などの特色ある岩壁植物が見られます。甲山湿原には、湿原初期のモウセンゴケやミミカキグサ、中期のオオミズゴケ、後期のヌマガヤやノハナショウブなどが生育しており、質的に優れて貴重性があります。また、それ以外に植物群落としては、コジイ群落として公智神社林、名塩八幡神社林があり、ヒメユズリハ群落として越木岩神社林があります。
これらの植物群落は、兵庫県版レッドデータブック2010において、甲山町の湿地植物群落、奥池周辺・ごろごろ岳の湿地植物群落、武庫川渓谷の岩上植物群落がAランク、公智神社コジイ群落、名塩八幡神社コジイ群落、越木岩神社ヒメユズリハ群落等がCランクに評価されています。
区分 | 説明 |
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Aランク | 規模的、質的にすぐれており貴重性の程度が最も高く、全国的価値に相当するもの |
Bランク | A ランクに準ずるもので、地方的価値、都道府県的価値に相当するもの |
Cランク | B ランクに準ずるもので、市町村的価値に相当するもの |
要注目 | 人間生活との関わりを密接に示すもの、地元の人に愛されているものなど、貴重なものに準ずるものとして保全に配慮すべきもの |
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