きのこクラブOB会による「第8回きのこ写真展」が開催されました!
更新日:2021年2月6日
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「第8回きのこ写真展」~未来につなごう 甲山のきのこ~
平成28年10月21日(金曜)~11月6日(日曜)の期間、北山緑化植物園 緑の相談所内の展示コーナーにおいて、きのこクラブOB会による「第8回きのこ写真展」が開催されました。(時間は午前10時~午後4時まで、水曜日は休館)
きのこクラブOB会は、西宮市植物生産研究センター(北山緑化植物園内)が主催する市民対象講座、「きのこクラブ」の卒業生有志が会員となって活動している団体です。
植物生産研究センターを拠点とし、「きのこ見本園」の管理、採集したきのこの標本作製や展示、甲山周辺における定期的なきのこ調査などを行っています。
今回の「きのこ写真展」は『未来へつなごう甲山のきのこ』をテーマに、甲山などで観察された珍しい不思議なきのこ写真や夙川における松の健全育成の取り組みについて紹介しました。
最終日の11月6日(日曜)には、講演会が開催され、多くの参加者でにぎわいました。
第1部は10時30分~12時30分までで、テーマは「甲山周辺の森林と植生の移り変わりと現状」、講師は神戸女学院大学教授の野嵜玲児先生でした。
野嵜先生は甲山周辺の植生調査を研究テーマの一つとされており、甲山を構成する植物群や希少植物についてお話ししていただきました。
また、甲山の植生がどのように移り変わってきたのか、現在はどのような状態なのかについても詳しくお話していただきました。
第2部は13時~14時までで、テーマは「甲山湿原のきのこ観察調査報告会」、発表はきのこクラブOB会の酒田眞規子さんでした。
きのこクラブOB会が平成24年1月~平成28年3月まで月に1回(計50回)観察を行ってきた結果を季節毎に分けて報告されました。
きのこクラブOB会が甲山周辺で定点観察してきた集大成として、定期的に「きのこ写真展」を開催していますが、このような観察会の中で、昨年10月には甲山周辺で猛毒きのこの「カエンタケ」を発見し、その結果、市の広報等を通じて、市内全域に注意喚起することが出来ました。
今後とも、この定点観察は「きのこを通して甲山の自然について理解を深める」という目的のため、継続されるとのことです。
植物生産研究センターで開催している各クラブの開催状況についてはこちらをご覧下さい。
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夙川における菌根菌を活用した松の健全育成の取り組みなど、きのこクラブOB会の活動についてはこちらをごらんください。
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お問合せ先
西宮市北山町1-1 北山緑化植物園内
電話番号:0798-74-5970
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