平成27年度 ガーデンクラブ・きのこクラブ・植物バイテククラブ 開催状況について
更新日:2021年2月6日
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平成27年度における各クラブの開催状況について
平成27年度のガーデンクラブ・きのこクラブ・植物バイテククラブの開催状況を紹介します。
西宮市植物生産研究センターでは、いろいろな園芸作業を通して植物を育てる楽しみを体験する「ガーデンクラブ」と、きのこをきっかけとして身近な自然について考える「きのこクラブ」、植物バイオテクノロジーについてわかりやすく楽しく学ぶ「植物バイテククラブ」を開催しています。
- 期間:ガーデンクラブ:平成27年4月から平成27年10月まで
きのこクラブ:平成27年5月から平成28年2月まで
植物バイテククラブ:平成27年10月から平成28年3月まで - 会場:ガーデンクラブ:花工房・北山緑化植物園・西宮市職員会館など
きのこクラブ:植物生産研究センターなど
植物バイテククラブ:花工房・西宮市役所東館など
※ただいま、平成28年度の会員を募集しています。
詳細(募集内容など)については、下記「平成28年度各クラブの紹介」をご覧ください。
各クラブの卒業生の有志が、知識をより深めるため、ガーデンクラブ自主活動グループ(ガーデンクラブ、植物バイテククラブの卒業生)や、きのこクラブOB会(きのこクラブの卒業生)として自主的な活動を行っています。また、クラブの実習時には作業のサポートもしています。
下記より各クラブのカリキュラムをダウンロードできます。クラブの紹介については以下のリンク先をご覧下さい。
ダウンロード
平成27年度 ガーデンクラブカリキュラム(PDF:66KB)
平成27年度 きのこクラブカリキュラム(PDF:60KB)
平成27年度 植物バイテククラブカリキュラム(PDF:85KB)
平成28年度 ガーデンクラブカリキュラム(PDF:55KB)
平成28年度 きのこクラブカリキュラム(PDF:53KB)
平成28年度 植物バイテククラブカリキュラム(PDF:53KB)
リンク
新着情報第7回植物バイテククラブの開催状況について
3月10日(木曜)に第7回植物バイテククラブが開催されました
- 講義:「ふやした植物を元気に育てるには ~植物と水と光と土~」
- 講師:金地 通生先生(神戸大学大学院農学研究科 准教授)
植物の養水分の吸収の仕組みや「良い土」とはどういうものか、などを学びました。
培養ビンの中の環境と、外の環境の違いについて学び、植物を培養ビンの中からそのまま外に出してもすぐに枯れてしまうので、徐々に外の環境に慣らしていく過程(=順化)が必要とのお話でした。
また、最近の植物(野菜)の生産状況について解説があり、その実例としてアイスプランツ(塩害に強い多肉植物)の紹介があり、会員の皆さんは試食するなど興味津々でした。
今回の講義をもって、平成27年度の植物バイテククラブは、全カリキュラムが終了いたしました。
実習では、初めての作業や慣れない作業が多かったので、もう少し時間をかけたかった気がしますが、園芸とはまた違った植物の新しい魅力に触れ、今後このような分野に興味を持っていただけたら幸いです。
講義終了後に、一定回数以上の出席をされた方に修了証をお渡ししましたが、非常に熱心にご参加をいただき、多くの方に修了証をお渡しする事ができました。
受講生の皆さま、本当にありがとうございました。
第6回植物バイテククラブの開催状況について
2月18日(木曜)に第6回植物バイテククラブが開催されました。
今回は、「“ビン育ち”からの卒業 ~順化~」と「新しい細胞が生まれるところ ~成長点の観察~」として、昨年の12月の実習で初代培養を行ったエンジェルス・イヤリングと、1月の実習で継代培養したサマー・アメジストの順化、および、実体顕微鏡を使ってアベリアなどの成長点の観察を行いました。
順化の実習では、培養容器から植物を取り出し、切り分け、バーミキュライトに挿しました。実習後は一旦花工房でお預かりし、徐々に外気に慣らしていきます(順化)。
また、成長点の観察では、まず実体顕微鏡の使い方を実習し、その後、成長点の観察を行いました(この成長点は、ウィルスにかかっていない株を培養するために使われます)。
顕微鏡下で、軟弱な芽をピンセットを使って剥いていく細やかな作業は大変でしたが、会員の皆さんの真剣な表情が印象的でした。
第11回きのこクラブの開催状況について
2月13日(土曜)に第11回きのこクラブが開催されました
- 講義:「森林と菌根菌」
- 講師:藤田 徹 先生(きのこアドバイザー)
第11回きのこクラブ(最終回)はきのこアドバイザーの藤田徹先生に来ていただき、「森林と菌根菌」をテーマにお話していただきました。
講義の内容は、菌根菌の一般的なお話からはじまり、マツタケなどの身近な菌根菌(きのこ)の話、菌根菌を利用した樹勢回復の話など多岐に渡るものでした。
また、講義の合間に顕微鏡による菌根菌の観察を行った際には、受講者からとぎれることなく質問があり、先生との対話を楽しんでいました。
講義後には、修了証の授与が行われ、31名の方が修了証を受け取りました。
今年度のきのこクラブは今回(第11回)をもって終了させていただきます。約10ヶ月にわたる講座を受講いただき、ありがとうございました。これをきっかけに身近な環境に興味を持っていただけたら幸いです。
きのこクラブ「エノキタケのビン栽培」実習後の様子について
第9回きのこクラブ「エノキタケのビン栽培」(昨年12月12日実施)の実習後の様子について紹介します。
上の写真で(1)から順番に変化の移り変わりを示しています。
(1):実習直後に撮影した写真です。
(2):実習後、約1ヶ月でエノキタケの菌糸が伸びてビン全体が白くなりました。(1月16日撮影)
(3):(2)から約1週間後に、ビンのキャップの下に小さな白いエノキタケが発生しました。(1月24日撮影)
(4):(3)から約1週間後の様子です。エノキタケの茎が伸びて、茎の色が薄い茶褐色へと変化しました。(1月30日撮影)
(5):実習後、およそ2ヶ月が経過した様子です。エノキタケは傘が大きくなり、上部に広がるようにドンドン成長していきました。(写真の左側2つのビンは2月5日撮影、一番右のビンは2月12日撮影)
***このエノキタケは、安定した温度(20℃前後)が保てる室内で管理しました。***
会員の皆さんは無事にエノキタケを発生させることができたでしょうか?
第5回植物バイテククラブの開催状況について
1月7日(木曜)に第5回植物バイテククラブが開催されました
今回は、実習で「分身の術! ~継代培養~」として、西宮市オリジナル植物のサマー・アメジストを使って継代培養の実習を行いました。
今回は、手術用としても使われるメスを使い、植物を切り分け、植え替える作業をしました。作業手順も増え、前回よりも少し難易度もあがりましたが、クリーンベンチ内での無菌作業も2回目ということもあり、作業手順の説明をしっかりと聴いていた皆さんは順調に実習を終えることができました。
今回は、2本のビンに植え替えし、1本は各自持ち帰り、家の中で観察しながら育てます。もう1本は花工房での次回(2月18日)の「順化」の実習で使います。
この継代培養を繰り返すことにより、健全な苗を大量に育てることが可能となりますが、受講生の皆さんは、持ち帰った苗の成長をよく観察しながら、次回の「順化」の実習を心待ちにされている様子でした。
第10回きのこクラブの開催状況について
1月16日(土曜)に第10回きのこクラブが開催されました
- 実習:きのこの発生観察(4):シイタケの原木栽培
今回は、シイタケを使用した原木栽培を行いました。本日の作業は、コナラなどの落葉広葉樹を使用した原木(ほだ木)にドリルで穴を空けシイタケの種菌(種駒)を打ち込む「植菌」です。
原木にドリルで穴を空ける作業は、意外と難しいようで、受講生同士で助け合いながら作業を進められていました。
種菌の打ち込み( 植菌)作業は、簡単で楽しかった様子で、皆さん手際よく進められていました。
植菌したほだ木は各自持ち帰り、菌(きのこ)の成長を観察します。シイタケの発生には1年程かかりますが、 植菌作業が終わった後には、日常の手入れを詳しく質問される受講生もいて、きのこに対する興味が伺えました。
きのこの発生するのが、今から楽しみですね。
第9回きのこクラブの開催状況について
12月12日(土曜)に第9回きのこクラブが開催されました。
- 実習:きのこの発生観察(3):エノキタケのビン栽培
今回は、エノキタケを使用したビン栽培を行いました。
本日の作業では、オガクズと米ヌカと水を配合して作った培地を使用し、クリーンベンチという装置の中でエノキタケの植菌を行いました。
10月17日に行ったシロヒラタケのビン栽培と同様の作業ですが、クリーンベンチを使用する作業は今回で3回目となり、前回よりもスムーズに植菌作業を行うことができました。
植菌したビンは各自持ち帰り、菌(きのこ)の成長を観察します。
植菌作業が終わった後には、日常の手入れを詳しく質問される受講生もいて、きのこに対する興味が伺えました。きのこの発生が今から楽しみですね。
第4回植物バイテククラブの開催状況について
12月10日(木曜)に花工房で第4回植物バイテククラブが開催されました。
- 実習:「無菌の世界へ ~初代培養~」
- 説明:花工房職員
西宮市オリジナル植物のエンジェルス・イヤリングを使って、「初代培養」という作業を行いました。
初代培養とは植物をふやすために行う植物バイテクの一つで、植物の組織や種子の表面を殺菌し、培地の中に植え込む作業です。
今回の実習では、あらかじめ殺菌された組織をお渡しし、培地は、植物ホルモンが添加されていないもの(前回の実習で作成)と添加されたものを使用しました。
実習の説明の様子
また、今回初めてクリーンベンチという装置を使用し、無菌状態の中で作業を行いました。皆さん手際よく作業をされていました。
また、今回初めてクリーンベンチという装置を使用し、無菌状態の中で作業を行いました。皆さん手際よく作業をされていました。
クリーンベンチ内での作業の様子
植物ホルモンは本来植物体内で生産されるもので、成長の促進や抑制など様々な働きを持つものがあります。
加えたものと加えていないもので、今後どういった変化の差が見られるのか楽しみです。
初代培養が終了した培地のビン
きのこクラブ「シロヒラタケのビン栽培」実習後の様子について
第7回きのこクラブ「シロヒラタケのビン栽培」(10月17日実施)の実習後の様子について紹介します。
上の写真で(1)から順番に変化の移り変わりを示しています。
(1)実習後、約2週間でビンの上部にまでシロヒラタケの菌糸が成長してきました。(10月31日)
(2)実習後、約1ヶ月でビンは真っ白になり、ふたのところまで菌糸が伸びてきました。(11月12日)
(3)スプーンで菌糸(上から3cm程)を掻き取り、(この刺激によって、きのこの発生を促します)ビンの口のあたりまで水を入れました。その5時間後に水を捨て、乾燥を防ぐために湿らせた新聞紙などで口を覆いました。(11月12日)
(4)菌を掻き取った後、2週間程で再び菌糸が表面を覆い、小さなシロヒラタケが発生しました。(11月27日)
(5)実習後、40日を過ぎると、シロヒラタケは白色の傘を開きながらドンドン成長しました。(12月1日)
***このシロヒラタケは、安定した温度(20℃前後)が保てる室内で管理しました。***
きのこは発生し始めると変化の移り変わりが早く、一日の中でも刻々と姿を変えていきます。
会員の皆さんは無事にシロヒラタケを発生させることができたでしょうか?
第8回きのこクラブの開催状況について
11月14日(土曜)に第8回きのこクラブが開催されました
- 実習:「きのこ採集会(秋)」
- 講師:菊地 淳一 先生(奈良教育大学 准教授)
今回のきのこクラブは、あいにくの雨の中、午前と午後の2部構成で行われました。 午前はキノコを採集し、午後はキノコの同定作業を行いました。
午前のキノコの採集では、9月以降の降雨量の少なさのためキノコの発生が少ない状況でしたが、それでも30数種類のキノコが採集できました。 しかし、キノコの個体数は少なく、菊地先生によると、「例年に比べるととても少ない、多いときはこの10倍・20倍も採集できる」とのことでした。
午後の同定作業では、菊地先生よりキノコの名前だけでなく、そのキノコの見分け方のポイントなどもあわせて教えていただきました。 図鑑には載っていないような知識なども教えていただきとても内容の濃い時間となりました。
第3回植物バイテククラブの開催状況について
11月12日(木曜日)鳴尾浜の花工房で第3回植物バイテククラブが開催されました。
- 実習:植物再生のための特製 ”ゼリー” ~培地づくり~
- 説明:花工房職員
今回は植物バイテククラブでの初めての実習で、培地(ばいち)とよばれるゼリー状の物質を作りました。
培地は植物を栽培する上での土、水、肥料にあたる大変重要なものです。ふやしたい植物を殺菌して小さく切り分け、培地の中に入れて育てます。この方法を組織培養(そしきばいよう)とよび、1株のすぐれた植物と同じものをたくさんふやすことが出来ます。
実習の様子(pHの調整を行う)
実験器具を操作し、試薬の計量やpHの調整などを行った上で、最後は培地の入ったビンをオートクレーブとよばれる高い圧力をかける装置に入れて滅菌処理を行い完成しました。
実習の様子(培地の入ったビンをオートクレーブに入れる)
作成された培地
次回はこの培地を使用し、西宮市オリジナル植物のエンジェルス・イヤリングを植物バイテクでふやすための作業を行う予定です。
第7回きのこクラブの開催状況について
10月17日(土曜日)に第7回きのこクラブが開催されました。
- 実習:「きのこの発生観察(2)シロヒラタケのビン栽培」
今回のきのこクラブの実習は、シロヒラタケの種菌を使った植菌作業を行いました。
クリーンベンチを使った無菌操作は、今回が二度目となりますが、会員の皆さんは緊張した様子で作業されていました。
植菌を行ったビンは、自宅に持ち帰り、菌の成長や発生の様子を観察します。
約1ヶ月後、ビンの中からどのようにきのこが発生するのか、今から楽しみですね。
特別講義(第9回ガーデンクラブ、第6回きのこクラブ、第2回植物バイテククラブ)の開催状況について
10月8日(木曜)に西宮市民会館で特別講義が開催されました。
- 講義:「世界の山野草巡礼」
- 講師:咲くやこの花館 館長 久山 敦 先生
今回のクラブは、ガーデンクラブ、きのこクラブ、植物バイテククラブの皆様が一つの会場に集まる合同講義でした。
今回の合同講義は、花と緑のまちづくりリーダー選任講習会(花と緑の課主催)も兼ねており、新しく選任されるリーダーや既に市内で活躍されているリーダーの方も一緒に受講し、会場はとてもにぎやかなものとなりました。
講師の久山先生には「世界の山野草巡礼」というテーマで、ご自身が実際に訪問された世界各地に自生する植物についてお話して頂きました。
珍しい高山植物や上品な花の写真の紹介もあり、世界に自生している山野草の種類が多いことに気づきます。
日本で身近に見かける植物でも、もともとの原産地は外国であるものが数多くあります。原産地を知ることで、その植物が好み、生育しやすい栽培環境を把握しやすくなります。講義の後、会場から多くの質問が寄せられました。
最後に、規定の回数を出席されたガーデンクラブ会員の皆様に修了証が渡されました。今回でガーデンクラブの全カリキュラムは終了となります。
ガーデンクラブ修了証授与
第1回植物バイテククラブの開催状況について
10月2日(金曜)にリゾ鳴尾浜で第1回植物バイテククラブが開催されました。
- 講義:「植物バイオテクノロジーとは? ~夢と現状~」
- 講師:金地 通生 先生(神戸大学大学院農学研究科 准教授)
講義の様子
今回は、金地先生より植物バイオテクノロジーとはどういうものか、その概要や活用についてお話して頂きました。
バイオテクノロジーというと、何やら難しい言葉のように聞こえますが、スーパーで販売されている味噌や納豆などの発酵食品や園芸店で並べられているランやバラなどでも利用されており、私たちの暮らしに身近な技術だとわかります。
そのうち植物バイテクは、すぐれた性質をもった品種同士をかけ合わせてよりよい品種を作ったり、すぐれた性質を持った品種と全く同じ性質の品種を大量にふやすための技術として利用されています。
また、遺伝子組み換え技術として、除草剤や病害虫に抵抗力のある品種づくりにも生かされています。
その一方で、課題として植物をふやし、よりよい品種を選抜し、苗として完成させるには長い時間を要する、とのことです。例えば樹木の場合、苗として完成させるのに何年もかかります。いいものをふやしたり成長させるには時間と手間がかかるのですね。
植物バイテク「培養」を行った植物のサンプル
11月より植物バイテクの実習を行っていきます。お楽しみに!
第5回きのこクラブの開催状況について
9月12日(土曜)に第5回きのこクラブが開催されました。
- 講義:「毒きのこについて」~被害に遭わないために~
- 講師:横山 了爾 先生(日本菌学会)
今回は横山先生から毒きのこについて詳しく講義していただきました。
様々な毒きのこを紹介していただきましたが、中には食用のきのことそっくりな毒きのこもあり、十分な注意が必要とのことです。 また、万が一の時の対処法もあわせて教えていただきました。
講義の後半には、植物生産研究センター周辺で採集された毒きのこの実物を見ながら説明をしていただきました。
みなさん、毒きのこには十分注意をして、きのこ狩りなどを安全に楽しんでくださいね。
第8回ガーデンクラブの開催状況について
9月10日(木曜)に鳴尾浜の花工房で第8回ガーデンクラブが開催されました。
- 実習:寄せ植えづくり、剪定(西宮市オリジナル植物ゆめむらさきなど)、緑のカーテン種採り
- 説明:花工房職員
最初に寄せ植えについての説明を聞き、その後実習を行いました。
使用する花苗は、エンジェルス・イヤリングを始め、マリーゴールド、センニチコウ、トウガラシ、コリウス・・・など、13種類の植物から5株を選んで頂きました。会員の皆様は色合わせや全体のバランスなどを考えながら、花苗選びを楽しんでおられる様子でした。
背丈の高いもの、実のなるもの、花や明るい色の葉を楽しめるもの・・・植物の持つそれぞれの特徴を生かした素敵な寄せ植えが出来たのではないでしょうか。
今回作製された寄せ植えは、ガーデンクラブ卒業制作として、来る11月3日に北六甲台で開催される『西宮フラワーキャラバンin北六甲台』で展示されます。ぜひお越しください。
次にゆめむらさきの剪定および樹木(ウバメガシ、アベリア)の刈り込みを行いました。
ゆめむらさきは5月下旬から晩秋まで開花しますが、剪定に強く丈夫で、9月上旬までに刈り込めば冬までにもう一度開花します。
花をできるだけ長く楽しんだり、コンパクトにまとめるには剪定を行うことがポイントです。
樹木の剪定は刈り込みばさみを使用し、全員で手を入れてすっきり仕上げることが出来ました。
最後に4月に播種した緑のカーテンから種を採りました。採った種は保管しておき、来年種をまけば緑のカーテンを作ることができます。
今回は天候が不安定ななか盛りだくさんの内容でしたが、無事終えることができました。
第7回ガーデンクラブの開催状況について
8月27日(木曜)神戸大学にて第7回ガーデンクラブが開催されました。
- 講義:「植物の病気について」
- 講師:中馬 いづみ 先生(神戸大学大学院農学研究科 助教)
今回は、植物がかかりやすい病気について、その被害の状況と発生の原因、防除のための対策などについての講義を受講しました。
日本における植物の病気(病原体)は湿潤を好むものが多いため、病気が発生しない環境作りを行うことも大切だとわかりました。
例えば、夜間の水やりは、水分が乾きにくく病原体の感染を助長するので控えたり、雑草を伸ばしたまま放置しておくと蒸れた状態を作りやすいので、こまめに雑草駆除を行うことなどが必要となります。
また、病気が発生した植物の様子を顕微鏡で観察しました。受講生の皆様は、普段目にすることのない病原菌の様子を興味深く観察されていました。
上の左の写真はピーマンに発生した炭そ病の様子です。右の写真はそれを顕微鏡で観察した時の様子です。
ガーデンクラブ:緑のカーテン実習後の様子について(3)
花工房における緑のカーテンの現在の状況について紹介します。(写真は8月26日撮影)
5月28日のガーデンクラブでの実習後、およそ3ヶ月が経ちました。
猛暑を乗り越え、ゴーヤは多少疲れた様子を見せています。一方、ジュウロクササゲのように暑い気温の中でも新たな葉を茂らせて元気なカーテンを作ってくれるものもあります。
夏が終わりを迎える頃ですが、まだまだ日差しが強い日もあり緑のカーテンはもう少し活躍してくれそうです。
ガーデンクラブ:緑のカーテン実習後の様子について(2)
5月28日のガーデンクラブでの実習後、およそ2ヶ月が経ちました。現在の緑のカーテンの様子を紹介します。
緑のカーテンの様子(7月29日撮影)
ゴーヤ・フウセンカズラ・ジュウロクササゲの苗は順調に成育し、それぞれ実や花をぶら下げて、とてもにぎやかなカーテンとなりました。
十六ササゲのさやとフウセンカヅラの果実(7月29日撮影)
ゴーヤの花と実(7月29日撮影)
成長著しいこの時期は施肥が欠かせません。花工房ではこの1カ月で2回追肥を行いました。葉の緑が薄く黄色くなってきたら肥料不足のサインです。
暑いこの夏を緑のカーテンと共に乗り切りましょう!
きのこクラブ:「マンネンタケの原木栽培」実習後の様子について
6月13日(土曜)の第2回きのこクラブで、マンネンタケ(霊芝)の原木栽培を行ないましたが、その後の様子をお知らせします。
写真は7月21日の状態です。
マンネンタケの種菌を入れた穴を中心に菌糸が伸びている様子が見られます。
木口などからマンネンタケの発生が始まりました。
この段階になれば袋から出して、土に少し埋めた状態で観察します。
袋から出したので、霧吹きで水を吹きかけ、湿度が下がらないようにします。
これからどのような成長していくのか楽しみながら、観察してください。
会員の皆さんと同時にセンターでも植菌しましたが、一部、青カビによる汚染もありました。皆さんの無菌作業は、無事成功しましたでしょうか?
第4回きのこクラブの開催状況について
7月11日(土曜)に第4回きのこクラブが開催されました。
- 実習:「夏場のきのこを探そう:きのこ採集会(夏)」
- 講師:山上 公人 先生(兵庫県きのこ研究会)
午前中は北山緑化植物園内での、きのこの採集です。午後からは採集したきのこの同定会をしました。
植物園を散策しながら、和気あいあいときのこを採集しました。梅雨の真っ只中、ここ数日の雨できのこの発生には好条件で、多くのきのこが採集されました。
午後からは、きのこの同定会です。会員の皆さんは、図鑑を片手に真剣に名前を調べていました。
今回の活動を通じて、会員の皆さんは、少しきのこを身近に感じられるようになったのではないでしょうか?
ガーデンクラブ:緑のカーテン実習後の様子について
5月28日ガーデンクラブでの実習後、およそ6週間が経ちました。
ゴーヤ、十六ササゲ、フウセンカズラの3種類の苗は、ネットに絡みつきながらぐんぐんと成長し、蔓が2mの高さまで伸びてきています。
また、それぞれ花を咲かせたり、実を付けるようになりました。フウセンカズラは風船状の果実をたくさん付けて、見た目にも涼しげです。
ガーデンクラブ会員の皆様、ご家庭での緑のカーテンの調子はいかがですか?
暑い日が続く中、早く緑のカーテンへと成長してほしいですね。
緑のカーテンの様子(7月9日)
ゴーヤの花と実(7月9日撮影)
フウセンカズラの果実(7月9日撮影)
第6回ガーデンクラブの開催状況について
7月2日(木曜)市役所東館 701会議室で第6回ガーデンクラブが開催されました。
- テーマ:植物が元気に育つのに必要なもの ~植物と水と光と土~」
- 講師:金地 通生 先生(神戸大学大学院 農学研究科准教授)
前半の講義では、土壌環境の構造や、土の持つ性質が植物の生育に与える影響について説明を聞きました。植物の生育にとって、まずは良い土づくりを行うことが基本であることがわかりました。
後半は、簡単な実習を行いました。班ごとに分かれ、土の配合の割合について考えた後、実際に土を配合しました。
どのようなブレンドをすれば良い土ができるのか?それぞれの班で真剣に話し合いをされていました。
また、保水性とPH(土壌酸度)を測定し、配合した土の特徴を確認しました。
市販の培養土を購入される方は多いと思いますが、一度その配合について考え、自分なりに配合した土で育ててみるのも園芸の一つの楽しみかもしれませんね。
第3回きのこクラブの開催状況について
6月27日(土曜)に第3回きのこクラブが開催されました。
- 講義:「兵庫県で見られるきのこ:きのこの見つけ方」
- 講師:山上 公人 先生(兵庫県きのこ研究会)
第3回きのこクラブはきのこの見つけ方です。 講師は『兵庫県きのこ研究会』の山上先生です。
山上先生にきのこの見つけ方やいろんな種類のきのこを紹介していただきました。 先生の実際の経験談を交えた講義は非常に興味深いものでした。
次回は今回の講義内容を踏まえて、実際に”夏のきのこ”を採集しに行きます。
どんなきのこと出会えるのか!? 楽しみですね。
第5回ガーデンクラブの開催状況について
6月11日(木曜)リゾ鳴尾浜で第5回ガーデンクラブが開催されました。
- 講義(1) 病害虫と薬剤 講師:高美 和史(緑の安全管理士)
- 講義(2) 西宮市オリジナル植物の管理 説明:植物生産研究センター・花工房職員
最初に病害虫と薬剤についての話を聞きました。高美先生より、薬剤を使用する方法に加え、薬剤に頼らない防除の方法や虫がつきにくい植物についても、いくつか参考例を教えていただきました。
後半は、西宮市オリジナル植物について、植物の花をできるだけ長く楽しむ方法や植物が苦手とする季節での管理の仕方など、病害虫対策と維持管理のポイントを中心に話を聞きました。それぞれの植物に応じた病害虫に対する防除方法や剪定の仕方などがわかりました。
多くの受講生から質問が寄せられ、病害虫の問題に対する関心の高さが伺えました。
第2回きのこクラブの開催状況について
6月13日(土曜)に第2回きのこクラブが開催されました。
- 実習:「きのこの発生観察(1):マンネンタケ(霊芝)の原木栽培」
きのこの発生を観察するために『マンネンタケ(霊芝)』の原木栽培を行ないました。
無菌状態で作業ができる「クリーンベンチ」という器械を使って、菌が繁殖し易くなる処理をした原木に種菌(たねきん)を植え付けました。
各自が種菌を植え付けた原木を持ち帰り、マンネンタケ(霊芝)の成長具合を観察します。
植え付けから1ヶ月ほど経つと、原木は菌糸で白く覆われ、その後マンネンタケが発生します。
第4回ガーデンクラブの開催状況について
5月28日(木曜)に花工房で第4回ガーデンクラブが開催されました。
- 講義:「ふやした植物を育ててみよう 鉢上げ 緑のカーテン」(説明:花工房職員)
- 実習:土づくりと鉢上げ、緑のカーテンの設置 (説明:花工房職員)
講義では、植物の成長にとって大切な役割を持つ良い土の条件や土づくりの方法について説明を聞きました。また、緑のカーテンについて、カーテンを設置することで得られる効果や維持管理のポイントなどについて学びました。
実習では、まず土づくりと鉢上げの作業を行いました。基本となる用土(赤玉土、日向土)と土壌改良材(真珠岩系パーライト、ピートモス、肥料、苦土石灰)を適切な割合で混合して土づくりを行いました。
その後、第1回ガーデンクラブで作業した挿し芽(挿し穂)の鉢上げを行いましたが、適切な管理をされていたので挿し穂はしっかりと根を張っていました。中には、根が張りすぎて絡まり、鉢上げに苦労する方もおられたようです。
続いて、緑のカーテンの設置を行いました。
使用した苗は、第2回ガーデンクラブで種をまいて生育させたもので、ゴーヤ、フウセンカズラ、十六ササゲです。苗をプランターに植え付け、ネットを掛けて緑のカーテン作りのための準備をしました。
これらの植物がどんどん成長し、緑のカーテンが出来ていくのが楽しみですね♪
第3回ガーデンクラブの開催状況について
5月24日(日曜)に花と緑の講演会が開催されました。
- テーマ:「子どもや孫も喜ぶ!心豊かなガーデニングライフ」
- 講師:畑 明宏 先生(ガーデニング研究家・樹木医)
5月22日(金曜)~24(日曜)に六湛寺公園で開催された「第16回フラワーフェスティバル in 西宮」の花と緑の講演会に、第3回ガーデンクラブとして会員の皆様にも参加していただきました。
講演会では、ガーデニングや野菜作りを取り入れた暮らし方について話をしていただきました。
畑先生は西宮市出身ということもあり、講演の中に受講生が身近に感じられる話題もたくさん取り入れておられ、興味深いものでした。生活の中でガーデニングを楽しむことの大切さについて改めて気付かさせてくれる内容でした。
第1回きのこクラブの開催状況について
5月9日(土曜)に第1回きのこクラブが開催されました。
- ガイダンス:きのこクラブの目的や年間スケジュールの説明 など
- 講義:「きのことはどんな生き物?」
- 講師: 藤田 徹 先生(きのこアドバイザー)
『きのこ』という生き物についての基礎知識や、その生態や分類などについて学びました。 きのことは世界最大の生物ともいえるそうです。 地上に現れているのは植物における「花」に相当し、本体はその根元に菌糸として存在しており、山ひとつが『きのこ』である場合もあるということです。 講義では、映像をまじえながら、生物としてのきのこ、きのこと人間(味方・敵)、きのこの不思議など具体的な説明に加えて、近年、きのこの分類が大きく変わった事など、最新情報についても説明していただきました。
また、講義の前半と後半の休憩時間を利用して、先生がご持参されたきのこや菌糸の標本を生物顕微鏡で観察する時間も設けられました。皆さん、初めて見るきのこの「姿」に興味津々でした。
第2回ガーデンクラブの開催状況について
4月16日(木曜)に第2回ガーデンクラブが開催されました。
- 実習:寄せ鉢づくり・播種(種まき)
- 緑化植物園内見学
<寄せ鉢づくり>
西宮市オリジナル植物、’エンジェルス・イヤリング‘を使った寄せ鉢をつくりました。
皆さん熱心に説明を聞いていただいたので、とても綺麗な春らしい寄せ鉢が出来上がりました。
<播種>
今回は、夏の緑のカーテン用に“ゴーヤ”・“フウセンカズラ”・“十六ささげ”の種を小さめのポットに播きました。
次々回の実習でプランターへの植え付けを行い、緑のカーテンづくりに挑戦します。
<北山緑化植物園内見学>
お天気にも恵まれ、園内は花と緑でいっぱいで、とても良い時季の北山緑化植物園を皆さんに楽しんでいただくことができました。
案内していただいた植物園職員の方には、いろいろな知識を交えながら興味深くお話していただき、植物のことをより深く知ることができました。
第1回ガーデンクラブの開催状況について
4月9日(木曜)に第1回ガーデンクラブが開催されました。
- ガイダンス:ガーデンクラブの目的や年間スケジュールの説明、西宮市オリジナル植物の紹介 など
- 実習:「植物を増やしてみよう」挿し芽
さて。今年度のガーデンクラブがいよいよ始まりました!
会場は、お天気にも恵まれた、桜が満開の北山緑化植物園でした。。
生徒さんは初回ということもあり、少し緊張されていた方もおられましたが、皆さん集中して説明を聞いてくださり、実習などもスムーズに進めることが出来ました。
実習は、植物を増やす方法の一つである挿し芽をしました。 材料は西宮市オリジナル植物の“エンジェルス・イヤリング”や“ゆめむらさき”を用い、生徒さんからも「面白い!」「楽しい!」という声を多く聞くことができました。。
今回の実習で作った挿し芽などは持ち帰って、各自お世話をしていただきます。
挿し芽はコツさえわかれば、とても簡単です!今回をきっかけに植物が育っていく楽しさを感じてもらえれば、幸いです。
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