アリガタバチ
更新日:2019年1月23日
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形態
- 成虫の体長雌約2mm。雄約1.5mm。
- 雌は無翅。
- 雄には有翅型と無翅型がある。
- アメ色。
生態
- アリガタバチ類は、アリに似た形をしたハチ。
- この仲間は甲虫類の幼虫に寄生する。
- シバンムシアリガタバチは、一般家庭でも発生することの多い「シバンムシ」の幼虫に寄生する。
- 真っ直ぐ直線的に歩行する習性があり、壁をつたい時には天井から落下してくることもある。
- 雌成虫が毒針でシバンムシの幼虫を麻痺させ、その体表に産卵する。
- 雌は無翅で、一般のハチと同様、産卵管が毒針の役目をしている。
- 4月下旬~10月頃に被害が多い。
- 吸血はしません。よって、アリガタバチの方から人間に寄ってくることはない。
- 人と接触した際に、圧迫を受け皮膚を刺咬します。
- 接触し刺されることによって、かゆみや発疹の被害が生じます。
- かゆみの症状には個人差がありますが、1週間~10日間ほど続きます。
発生場所
シバンムシが発生する、畳や乾物類など。
駆除方法
アリガタバチそのものは殺虫剤にはきわめて弱いので、目で確認できるところで発見したものは、市販されているゴキブリ用の殺虫剤などで対処できます。しかし、必ずその寄主であるシバンムシの駆除をしなければなりません。シバンムシは特に、畳・タバコ・貯蔵穀物・穀粉・乾物(昆布やかつお節など)・ビスケットなどの菓子類・香辛料など様々な食品から、多く発見されます。よって、そういった貯蔵食品は容器に密閉して保管し、発生を予防して下さい。発生している食品を発見した場合は、その食品を処分してください。畳にシバンムシが発生している場合は、畳に小さな穴が開いている事があります。畳の裏側と側面にゴキブリ用殺虫剤を吹きかけ、部屋には、くん煙剤の使用も効果的です。
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