濃厚接触者の方へ
更新日:2023年3月15日
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令和5年3月13日からのマスク着用の考え方の見直しにより、マスクを着用していないだけで、一律に濃厚接触者と特定するのではなく、周辺の環境や接触の状況など、個々の状況から感染性を総合的に判断することになりました。
※ただし、同一世帯内で陽性者が出た場合は濃厚接触者に該当します。
以下の濃厚接触者の定義は基本的な考え方になりますので、判断する際の参考にしてください。
濃厚接触者とは
濃厚接触者は、陽性となった人と一定の期間に、接触があった人をいいます。
ここでいう一定の期間は、症状のある人では症状出現から2日前、症状のない人では検体採取時から2日前の期間です。
この期間に、以下の条件に1つでも当てはまる人を「濃厚接触者」といいます。
□陽性者と同居している人
□陽性者と長時間接触した人(車内、航空機内などを含む)
□マスクなしで陽性者と1m以内で15分以上接触があった
感染可能期間とは
- 陽性者が有症状の場合: 症状が発現した日の2日前~
- 陽性者が無症状の場合: 検体を採取した日の2日前~
濃厚接触者である同居家族等の待機期間について
●患者と自宅内隔離できた場合
患者と自宅内隔離できた日を0日目として5日目までが自宅待機
※待期期間の2・3日目に抗原定性検査キット(薬事承認されたもの、自費で購入)で2回とも陰性確認後、3日目から解除が可能
新型コロナウイルスの抗原定性検査キットは「体外診断用医薬品」を選んでください!(外部サイト)(消費者庁、厚生労働省)
●患者と自宅内隔離できない場合
患者の発症日(患者が無症状の場合は検体採取日)または、濃厚接触者が感染対策*を講じた日のいずれか遅い方を0日目として、5日目までが自宅待機
*可能な範囲でのマスク着用、手洗い、手指消毒、物資等の共有を避ける、消毒等の実施
自宅内隔離の有無に関わらず、7日間が経過するまでは、検温など自身による健康状態の確認や、ハイリスク者との接触やハイリ スク施設への不要不急の訪問、感染リスクの高い場所の利用や会食等を避け、基本的な感染対策に努めてください。
濃厚接触者の検査について
症状が出た場合は、かかりつけ医または最寄りの医療機関に事前にご相談のうえ受診し、検査を受けた結果が陰性であっても陽性者との最終接触日から5日間は自宅待機をお願いします。
症状が出ていない場合でも、重症化しやすいといわれているハイリスク因子を持つ方(65歳以上の高齢者、がん闘病中の方など)や、発症した場合に影響力の大きい方(施設従事者の方など)は、検査を受けるように勧奨しています。
検査を受けるときの注意点
濃厚接触者で無症状の場合は、検査のタイミングによっては正しい検査結果が出ない可能性があります。
検査結果が陰性でも、最終接触日から5日間の自宅待機をお願いしています。
必ずマスクを着用してください。
受検に当たっては、以下のものを持参してください。
- 健康保険証
- 現金(数千円程度)
※有症状、濃厚接触者の方は、検査費用の自己負担は発生しませんが、初診料等の自己負担が発生します。
(初診料等の金額は医療機関によって異なります。また、PCR検査以外の検査が必要と医師が判断した場合は、その検査費用については自己負担が発生します。)
※無症状、濃厚接触者に該当されない方は、検査費用の自己負担も発生する場合があります。
- 筆記用具
- 紹介状(医療機関よりPCR検査を薦められた場合)
受診時は医療機関でお手洗いは使用できません。
お手洗いを済ませてから受診するようお願いします。
また、自動販売機も利用できませんので、飲料水などが必要な場合は持参するようお願いします。
検査の結果が判明するまでは不要不急の外出は控えてください。
検査結果は医療機関から連絡があります。判明するまでの期間は医療機関によって異なります。
自宅内での感染対策・隔離の方法
8つのポイント
- 部屋を分けましょう
- 陽性者のお世話は限られた方で
- マスクをつけましょう
- こまめに手を洗いましょう
- 換気をしましょう
- 手で触れる共有部分を消毒しましょう
- 汚れた服やリネンを洗濯しましょう
- ゴミは密閉して捨てましょう
1.部屋や使うもの(タオルや食器など)を分けましょう
- 食事や寝るときも別室とする
- 陽性者は極力部屋から出ないようにする
- トイレ、バスルームなど共有スペースの利用は最小限にする
- 食器やシーツ・タオルなどは共有しない
2.陽性者のお世話はできるだけ限られた人で
- 心臓、肺、腎臓に持病のある人、糖尿病、免疫の低下した人、妊婦の人などが陽性者音お世話をするのは避ける
3.マスクをつけましょう
- 部屋から出るときはマスクを着用する
- 使用したマスクは他の部屋に持ち出さない
- マスクの表面には触れない(マスクを外す際には、ゴムやひもをつまんで外す)
- マスクを外した後は必ず石鹸で手を洗う(アルコール手指消毒剤でも可)
- マスクが汚れたときは、すぐに新しい清潔なマスクと交換
- マスクがないときなどに咳やくしゃみをする際は、ティッシュや肘等で口と鼻を覆う(すぐに手を洗う)
(厚生労働省)正しいマスクの着用方法(外部サイト)(外部サイト)
4.こまめに手を洗いましょう
- こまめに石鹸で手を洗い、アルコール消毒をする
- 洗っていない手で目や鼻、口などを触らない
5.換気をしましょう
- 1時間に2回、窓を数分間全開にして、換気を行う
- 開放する窓は2方向とし、1方向しかない場合はドアを開ける
- トイレや風呂等の共有スペースや他の部屋も窓を開け放しにするなど換気する
(環境省)新型コロナ対策のための換気について(外部サイト)(外部サイト)
6.手で触れる共有部分を消毒しましょう
- 共用部分(ドアの取っ手、ノブ、ベッド柵など)は、アルコールや薄めた市販の家庭用塩素系漂白剤で拭いた後、水拭き(*1)
- トイレや洗面所は、通常の家庭用洗剤で掃除し、家庭用消毒剤でこまめに消毒(*2)トイレの便座やレバーは使用するたびに消毒する
- 風呂は患者が最後に入り、その後清掃と消毒を行う
- *1物に付着したウイルスはしばらく生存する。家庭用塩素系漂白剤は、主成分が次亜塩素酸ナトリウムであることを確認し、使用量の目安に従って薄めて使う(目安となる濃度は0.05%。製品の濃度が6%の場合、水3Lに液を25ml)
- *2タオル、衣類、食器、箸・スプーンなどは、通常の洗濯や洗浄でかまわない
(厚生労働省)新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について(外部サイト)(外部サイト)
7.汚れたリネン、衣服を洗濯しましょう
- 糞便からウイルスが検出されることがあるため、体液で汚れた衣服、リネンを取り扱う際は、手袋とマスクをつけ、一般的な家庭用洗剤で洗濯し完全に乾かす
- 陽性者と陽性者以外の洗濯物はわけて洗う
- 72時間おいてから洗う
8.ゴミは密閉して捨てましょう
- 使用したマスクや鼻をかんだティッシュなど、感染の恐れのあるゴミはすぐにビニール袋に入れ、室外に出すときは密閉してゴミ袋に入れる
- 患者や感染が疑われる人、またはその家族が飲み終えたペットボトル(キャップ含む)や資源プラスチックは、例外的に「燃やすごみ」として捨てる
- ゴミ袋が破れる可能性を考え、ごみ袋を2重にする
- ゴミステーションのゴミがカラス被害にあわないように、対策をとる
- ゴミを捨てた後は石鹸と流水でしっかり手を洗う
参照
(厚生労働省)新型コロナウイルスの感染が疑われる人がいる場合の家庭内での注意事項(日本環境感染学会とりまとめ)(外部サイト)
(厚生労働省)家族に新型コロナウイルス感染が疑われる場合 家庭内でご注意いただきたいこと~8つのポイント~(外部サイト)(外部サイト)
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