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「第36回 西宮湯川記念賞受賞者」が決定しました

更新日:2021年10月18日

ページ番号:13950042

吉田紅氏「第36回西宮湯川記念賞」を受賞

 西宮市では、理論物理学分野における研究者を奨励するため、若手研究者(40歳未満)の顕著な研究業績に対して、西宮湯川記念賞を贈呈しています。
 令和3年度は全国から22件の推薦がありました。
 西宮湯川記念賞選考委員会(委員長:棚橋 誠治 名古屋大学大学院理学研究科・教授)および西宮湯川記念事業運営委員会(委員長:川上則雄 京都大学大学院理学研究科・教授)での審査の結果、吉田紅氏が受賞者に選ばれました。
 記念賞贈呈式は令和3年12月4日(土曜日)13時から、フレンテホールで行われます。
 受賞者の吉田先生が海外在住のためZoom(ずーむ)によりオンラインで参加されます。
 なお贈呈式は、別事業の「西宮湯川記念科学セミナー」とあわせて実施し、市民の皆様にもご参加いただけます。参加をご希望の場合、事前の申込み(11月12日必着)が必要です。申込方法等の詳細は、下記のリンクから、科学セミナーの受講者募集ページをご覧ください。

【受賞者】

吉田 紅(よしだ べに)氏
 ペリメーター理論物理学研究所 教員

吉田紅氏顔写真

(受賞者写真の無断使用を禁じます)

【受賞研究】

「量子情報理論に基づくホログラフィック双対(そうつい)模型の構成」

【受賞理由】

 自然界を支配する4つの力、すなわち重力、電磁気力、強い力、弱い力のうち、後三者は場の量子論によってよく記述されているが、宇宙開闢(かいびゃく)時やブラックホールの深奥で重要となる重力の量子的効果を満足に記述する量子重力理論はいまだ得られていない。この問題へのアプローチとして、近年、重力を含まない通常の場の量子論が量子重力理論の立体写真(ホログラム写真)として見なせるという、驚くべき仮説が注目を浴びており、ホログラフィック双対(そうつい)と呼ばれている。しかし、この仮説は、膨大な数の状況証拠はあるものの、その機構はまだ部分的にしか理解されていない。一方、近年の技術の進歩は、量子力学の基礎原理を用いた量子計算機の実現を可能にしつつあり、量子情報理論と呼ばれるあらたな情報理論が急速に進展している。
 吉田氏は2015年に共同研究者と共に行った研究で、ホログラフィック双対(そうつい)を記述する非常に巧妙な量子情報理論模型を提案した。これは、量子計算機における誤り訂正の仕組みを応用して構成された数理模型で、2013年西宮湯川記念賞の受賞研究である(りゅう)・高柳公式など、いくつかの重要な性質を正しく再現する。この研究は発表当初から注目を集め、今日に至るまで非常に多くの関連研究を誘発し続けている。
 以上のように、吉田氏の研究成果は、ホログラフィック双対(そうつい)の全容解明に量子情報理論の観点から手がかりをあたえるものとして高く評価される。吉田氏はこの他にも量子情報理論の技法を駆使し、量子重力理論、ブラックホールの物理、量子カオス理論、トポロジカル相などに関する優れた研究を数多く行っており、西宮湯川記念賞に相応しい研究者である。

リンク

令和3年度「西宮湯川記念科学セミナー」受講者募集

お問合せ先

地域学習推進課(生涯学習・大学担当)

西宮市池田町11-1 フレンテ西宮4階

電話番号:0798-35-5166

ファックス:0798-35-5167

お問合せメールフォーム

daishou@nishi.or.jp

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