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「第35回 西宮湯川記念賞受賞者」が決定しました

更新日:2020年10月23日

ページ番号:17690796

塩崎謙氏「第35回西宮湯川記念賞」を受賞

西宮市では、理論物理学分野における研究者を奨励するため、若手研究者(40歳未満)の顕著な研究業績に対して、西宮湯川記念賞を贈呈しています。
令和2年度は全国から19件の推薦がありました。
西宮湯川記念賞選考委員会(委員長:松尾 正之 新潟大学理学部理学科・教授)および西宮湯川記念事業運営委員会(委員長:川上則雄 京都大学大学院理学研究科・教授)での審査の結果、塩崎謙氏が受賞者に選ばれました。
記念賞贈呈式は令和2年12月5日(土曜日)13時から、フレンテホールで行われます。
なお贈呈式は、別事業の「西宮湯川記念科学セミナー」とあわせて実施し、市民の皆様にもご参加いただけます。参加をご希望の場合、事前の申込み(11月13日必着)が必要です。申込方法等の詳細は、下記のリンクから、科学セミナーの受講者募集ページをご覧ください。

【受賞者】

塩崎 謙(しおざき けん)氏
 京都大学基礎物理学研究所 助教

令和2年度湯川記念賞受賞者写真

(受賞者写真の無断使用を禁じます)

【受賞研究】

「トポロジカル結晶絶縁体・超伝導体の分類理論」

【受賞理由】

導体、超伝導体、半導体、絶縁体といった物質の示す様々な伝導特性の理解はエレクトロニクス技術の基盤となってきたが、今世紀に入って、トポロジカル絶縁体やトポロジカル超伝導体の発見を通じて、電子の波動関数が持つトポロジー的な性質が物質の電気伝導特性に決定的な役割を果たす場合があることが認識されるようになった。このような新しい学理に基づき、新奇な特性を持つ物質を探索・設計することが、新たな物性物理学の大きな潮流となっている。トポロジカル絶縁体・超伝導体の初期の研究においては、系の持つ時間反転や粒子-空孔に関する対称性等に基づいた分類がなされていた。これらは理論上重要な成果ではあったが、実際の物質の電子構造はその結晶構造によって決定されるため、物質への応用に関しては不十分な面もあった。


塩崎氏は、結晶構造の対称性によってあらわれる「トポロジカル結晶絶縁体・超伝導体」の系統的な分類理論を構築した。トポロジーに関する数学において重要なK理論を活用した塩崎氏の研究は、それまでトポロジカル結晶絶縁体・超伝導体に関して個別に得られた結果に統一的な視点を提供すると共に、多種の新しいトポロジカル結晶絶縁体・超伝導体の可能性を示すものであった。特に、鏡映と平行移動を同時に行なう映進操作に対する不変性があるとき、メビウスの輪に類似したねじれたバンド構造を持つ表面状態を伴う新種のトポロジカル結晶絶縁体の存在を予言し、これは後に実験的に確認された。

塩崎氏の研究は、現在トポロジカル物質が物性物理学の中心的課題として世界中で盛んに研究されている状況の中で、現実の物質への応用に極めて重要な役割を果たす結晶対称性の下での系統的な分類理論を構築したもので、西宮湯川記念賞に相応しい成果である。

リンク

令和2年度「西宮湯川記念科学セミナー」受講者募集

お問合せ先

生涯学習事業課

西宮市池田町11-1 フレンテ西宮4階

電話番号:0798-35-5166

ファックス:0798-35-5167

お問合せメールフォーム

daishou@nishi.or.jp

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