健康(保健所情報)

感染症(結核など)

マダニ

更新日:
2014年9月11日
ID:
23391

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マダニが媒介する感染症について。

マダニにはまれに病原体を持っているものがおり、"ライム病"や"日本紅斑熱"などが知られていますが、新たにSFTS『重症熱性血小板減少症候群』と呼ばれる病気が国内で見つかりました。
マダニの被害にあわないよう注意しましょう。

マダニとは?

マダニに注意!

※成虫の体長は、未吸血時で2~10mm、吸血すると体重が100倍から200倍になります。
※主に野山などに生息しており、草の先などから動物や人に移り、数日間吸血します。
※動物寄生性ですので、野生動物(シカ・イノシシ・野ネズミ・アライグマなど)が生息するところで多く見られます。

 

      

        マダニのライフサイクル

マダニのライフサイクル

被害を避けるための注意点!

動物の耳に寄生するマダニ

マダニは野山や草むらに潜み、その場所を通りかかった動物に付着し吸血します。
そのようなところに行くときは、肌の露出を控え、長ズボンの着用を心がけてください。
草むらに入った場合などは、マダニが付着していないか確認してください。早めに取り除けば被害にはあいません。

※犬の散歩中に、犬の体毛や皮膚に付着することがあります。草木の生い茂るところへ入った場合は、よく確認してあげてください。

※上の写真は、動物の耳に寄生後吸血し、膨らんだマダニです。(写真中央の小豆のような物がマダニです)

※全てのマダニが、病原体を保有しているわけではありません。

※マダニが吸着し、吸血していても、かゆみや痛みは感じにくく、発見が遅れることが多いようです。

※もし、体に吸着したマダニを発見した場合は?

 ・吸着後間もなくであれば、自身で取り除くこともできます。

 ・吸着後時間が経ち、吸血を始め、マダニの体が膨らんでいるような場合は、皮膚科へ行き除去してもらうようにしてください。

※マダニの被害にあい、数日後に体調に変化があった場合には、必ず医療機関で受診してください!
その際、マダニの被害にあった日や、場所などを伝えるようにしてください。

 マダニの口

西宮市内のマダニ生息状況

山林、公園、河川敷など、ハイキングや散歩、レジャーなどで行くところを中心に調査を実施しました。

確認できたマダニは次のとおりです。

 チマダニ属 … キチマダニ、タカサゴチマダニ、ヤマアラシチマダニ、フタトゲチマダニ

 マダニ属  … ヤマトマダニ、アカコッコマダニ、タカサゴキララマダニ、タイワンカクマダ二

マダニは2属に分類され、8種が確認されました。その中でも、キチマダニが8割~9割を占めています。これらのマダニは、山林からの捕獲がほとんどで、公園、河川敷では今のところ発見されませんでした。

捕獲したマダニを均等に抽出し、兵庫医療大学 薬学部 斉藤あつ子先生らにご協力いただき、マダ二が保有している病原体を調べていただきました。結果、西宮市内で捕獲したマダニの一部から、PCR法(※)で、バベシア原虫(※)の陽性結果がありましたので、犬を散歩させる時などは、気を付けましょう。

※ PCRとは   …  Porymerase Chain Reaction。ポリメラーゼ連鎖反応という手法で、特殊な装置でDNAを増幅させて検出し、陽性あるいは陰性を判定します。

※ バベシアとは… 犬などが発症することが多く、マダニによって媒介されるバベシアという原虫により引き起こされる溶血性の疾患です。症状は、発熱、貧血、食欲低下など。ひどくなると、肝臓などの機能障害を引き起こします。

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