西宮写真ニュース

2017年

陶とガラスで作る生命感溢れるオブジェ。田嶋悦子の個展が大谷記念美術館で開催中

2017年6月12日

田嶋悦子展1田嶋悦子展2
「焼き物とガラスが織り成す生命感溢れる作品で、見る人に活力を与えたい」。そんな思いで創作に邁進する芸術家 田島悦子の個展が、現在、西宮市大谷記念美術館で開催中です。展示されているオブジェは合計15点。いずれも選りすぐりのもので、田嶋悦子の30年以上の創作活動を振り返る内容です。
 1980年代に活動をスタートさせた田嶋悦子の初期の作品は、表面にガラス質の釉薬がかかった巨大な陶作品。熱帯の花や樹木を思わせる色鮮やかで明るい作品です。その後90年代に入ると、専門外であったガラスについて知識を深め、代表作の“Cornucopia”シリーズを完成。釉薬をガラスパーツに置き換え、陶と組み合わせることで新しい立体表現を生み出しました。
 陶芸の新しい可能性を追及する意欲は今も変わらず、今回の個展でも2年以上の創作期間をかけた新作“Records”をお披露目しています。これはアジサイの葉の模様を陶に写し取り板ガラスと合わせたもので、並んでいる無数のパーツには、ひとつとして同じものはありません。生き生きとした躍動感と植物の美しさを感じさせる作品で、市外から訪れた女性は「明るい畑の中にいるみたいな雰囲気で元気をもらった」と満足そうでした。
 作品は全てガラスケースに入っておらず間近で見られるため、向きや角度によって変わる存在感を楽しむことができます。また、作品の配置によって空間自体を演出する“インスタレーション”という手法も用いられています。
 どこに何をどう配置するか試行錯誤を重ねたという担当学芸員は「ユニークで芸術的な作品が集まりました。田嶋悦子ならではの特別な表現を楽しんで頂けたら」と呼びかけます。
 個展の開催は7月30日(日)まで。7月1日(土)と15日(土)には、学芸員によるギャラリートークも行われます。

会期:2017年6月10日(土)~7月30日(日)
※7月17日(月・祝)は無料開館日
開館時間:午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:水曜日 
入館料:一般500円、高大生300円、小中生200円
交通:阪神電車「香櫨園」駅南西徒歩6分、JR「さくら夙川」駅南西徒歩15分、阪急電車「夙川」駅南西徒歩18分

お問合せは西宮市大谷記念美術館まで 電話番号:0798-33-0164

ページのトップへ