2010年 西宮写真ニュース
「明日をになう西宮の作家展」が開催中


西宮市は、これまで多くの芸術家を輩出し、美術についても著名な作家による創作活動が現在も精力的に行われています。そうしたベテラン作家に続くべく、西宮にゆかりのある気鋭の作家たちに作品発表の場を提供し、より一層の研鑽を願う「明日をになう西宮の作家展」が、西宮市立市民ギャラリー2階展示室で2月21日まで開催されています。
会場には、西宮芸術文化協会の各部門の推薦委員から推薦を受けた、14人の出品作家の個性あふれる力作46点が、作家本人による説明やコメントとともに展示されています。
猫を主人公にして、その日常生活を淡く温かい色調で描いた日本画や、木の穴にいるひなにエサを与えるクマゲラ、雪が降る銀世界で群れるツルなどの野鳥の写真、作家自身が見た風景や自然から受けたイメージを糸の素材や縦糸と横糸の重なり方で表現した織物など多彩な作品が並んでおり、見ごたえある展示になっています。
また、藁で直径2mを越える鳥の巣のような円形を作って中にたくさんの白いたまごを置くことで、殺伐とした現代社会の中でも常に新しい生命が誕生し未来へと向かっていることを表現した工芸作品「無限の可能性を秘めて」や、木材や鉄板、鉄筋など廃墟から拾い上げた物質と新たに生産された物質で立体を形成し、阪神・淡路大震災から15年経過した今、さまざまな時間を経た物質が互いに共鳴しあって新たなリズムを刻む空間を創出した彫塑作品「詩的物体~15年~」など、作者の想いがこもった作品の数々に訪れた市民も興味深げに足を止めて鑑賞していました。
同展を訪れていた女性は「日常から離れて、別の世界で遊んだような感覚で楽しめました」と話していました。










