2010年 西宮写真ニュース
「新春 日本画の美」展が開催中


「新春 日本画の美」展が2月14日まで大谷記念美術館で開催されています。水曜日休館。
同展では、同館が所蔵する作品の中から、横山大観、川合玉堂、上村松園、前田青邨らの日本画を中心に、日本的表現を模索した梅原龍三郎、児島善三郎の洋画などの作品68点を展示しています。日本画は、気品あふれる美人画、四季の情感豊かな花鳥画、日本情緒を感じさせる風景画など、見た目の美しさだけでなく自然や日常に美を見出す日本的感性が受け継がれています。
展示されている作品は、3つのテーマに分かれており「日本画と洋画」のテーマでは、日本画で数多く書かれている和装姿の女性の美人画や、山々を描いた風景画、花鳥画が展示されています。北野恒富の美人画「春餘」では桜の花かんざしを付け、また女性の周りに桜の花びらが散って春の終わりを感じさせ、伊藤深水の「菊」では和装の女性が菊を花瓶に挿している構図が女性の所作と美しい菊が秋の様相を感じさせるなど、四季の移ろいを楽しめます。また、女性や風景を描いた洋画も展示されており、日本画との表現やタッチの違いを比較できます。
「山水画を中心に」のテーマでは、霧がかる山々と森を上空から俯瞰したような構図で描き、荘厳な雰囲気を漂わせる河野秋邨の「霊峰霧島」や、金箔を張った屏風2枚にわたって、想像上の壮大な岩山と岩の間を流れ落ちる水の風景が書かれたきらびやかな富岡鉄斎の「山水図」など美しい風景画が展示されています。
「日本の四季」のテーマでは、まだ雪が残る乗鞍岳を背景に木々に若葉が芽吹き、春の訪れを感じさせる川合玉堂の「乗鞍」や、猿の家族が身を寄せ合って暖をとる西村五雲の「冬暖」など日本らしい風景で四季を感じることができ、全体を通して日本画の美しさとその中での季節の移ろい、表現などを楽しめます。










