2009年 西宮写真ニュース
蜷川実花展-地上の花、天上の色-が開催中


西宮市大谷記念美術館で「蜷川実花展-地上の花、天上の色-」が11月29日まで開催されています。入場料は一般800円、高校・大学生600円、小・中学生400円。水曜日休館。
蜷川実花さんは、1996年キヤノン写真新世紀優秀賞、2001年木村伊兵衛写真賞など数々の賞を受賞しています。写真の撮り方、現像の方法などを独学で学んだ蜷川さんの作品は、フイルムにこだわり、色を一切編集しないで生み出されます。うつろいゆく生の一瞬の輝きをとらえ、この世のものではないような色彩で生み出されるその極彩色の作品は、視覚的な華やかさを超え、作家自身の視点を見る者に鮮烈に印象づけます。
展示されている作品は、テーマごとに展示室が分かれており「花」のテーマの展示室では、赤い花と青空のコントラストがまぶしい作品や開放感のある草原を切り取った作品など様々で、極彩色で明るい作品が多くなっています。「金魚」のテーマでは部屋一面を暗くし、蜷川さん本人が撮影した金魚の映像とともに、赤や黒の金魚、熱帯魚の写真が展示されています。また、同館の階段にある窓ガラスには、黄色や青、赤の菊の写真が半透明フイルムに印刷されて貼り付けられており、太陽の光でステンドグラスのようにまばゆく光って、温かい色に包まれています。
そのほか、蜷川さんが1995~2002年に撮影した風景写真や蜷川さん自身の写真などが展示されている「初期」や、2007~2008年に撮影した「新作」など様々なテーマの写真が展示されています。
友人と同展に来ていた大学生は「『花』の展示室に入ったとき、作品の色のきれいさ、鮮やかさに鳥肌がたちました。蜷川さんには、撮影している花や風景などがどのように見えているのか気になります」と話していました。










