2009年 西宮写真ニュース
消費者問題講演会が開催


9月11日、西宮市と西宮市消費者団体連絡会が主催する消費者問題講演会「もっとやさしく もっと自由に~ともに生きる社会を目指して~」が、フレンテホールで開かれました。同講演会の講師は、精神科医の香山リカさんが務め、市民など約250人が参加しました。
午後1時半から、まずミニコンサートとして、魏麗玲(ウェイ リーリン)さんによる二胡(中国の弦楽器)の演奏が行われ、参加者らはやさしい音色に聞き入りました。
講演会で香山さんは、何でも成績や業績だけで評価する「競争社会」、それによって広がる「格差社会」が進んで、誰もが他人に弱みを見せられず、悩みを誰にも話せないようになってきていることを話し、「最近は、食品に関しては産地偽装、消費期限偽装、BSE、豚や鳥から発生するインフルエンザなど食品一つを買うにしても色々疑いながら買わなければならず、家にいてもインターホンや電話が鳴っただけで『誰だろう』、『怪しい人ではないか』と疑うなど、無用に緊張を強いられ、ストレスを感じる機会が格段に増えています。またそこで何かあっても『だまされるほうが悪い、自己責任だ』と言われる社会になってきています。そのように日々、緊張にさらされ、常に『心』が疲れた状態では『心の病』になってしまいます」と続け、さらに「そのような人の所に悪徳業者は甘い話を持ち込んでくるのです」と、うつ状態だった人がだまされて大金を失い、うつ状態が悪化した臨床経験を消費者問題と交えて語りました。
また、「『心』が疲れた状態になって、悪徳業者などの被害に遭わないためにも『競争社会』、『自己責任』などといわれる社会を見直して、時には弱みを見せ合い、お互いに支えあって、人に頼ることができる社会を作ることが大事なのではないでしょうか」と消費者問題について語りました。










