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西宮写真ニュース

2009年 西宮写真ニュース

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展覧会「旅」-作家と巡る場所-が開催中

(2009年6月4日)
辻愛造 「柳生秋色」展示の様子

 西宮市大谷記念美術館で、展覧会 「旅」-作家と巡る場所-が8月2日まで開催されています。水曜日休館。開館時間は午前10時~午後5時(入館は午後4時半まで)。駐車場あり。入館料は一般500円、高校・大学生300円、小中学生200円。※7月20日は無料開館日

 同展では、画家たちが絵の勉強をするために出掛けた留学の旅や、留学地で更なる見聞を広めるための旅、絵を描くための写生旅行など、「旅」をキーワードに、作品がいつどのようにして描かれたのかを、様々なエピソードを通じて紹介しています。展示作品数は162点です。

 展示されている作品は、大阪生まれの辻愛造が奈良県の梅の名所を描いた「月ヶ瀬」、京都生まれの梅原龍三郎が鹿児島県の霧島を描いた「霧島(栄ノ尾)」や秋の浅間山を遠景で描いた「浅間山秋色」など風景画が多く展示されています。

 「霧島(栄ノ尾)」では、「梅原が桜島に興味を持ったのはナポリを旅行したとき、たまたまホテルで食事を共にした日本人が、ナポリのヴェスヴィオ山が桜島に似ているというのを聞いてからだった」などのエピソードが絵に添えられており、「浅間山秋色」では、「軽井沢に何度も滞在し、周辺の風景や浅間山(群馬県)を描いている」と説明されており、色彩や造形などの視角だけでは伝わらない別の角度から絵画を楽しめるようになっています。

 また、多くの外国を周遊した白瀧幾之助の作品では、ロンドンの街やテムズ河などイギリスの風景を描いた水彩画の横には「33才、アメリカからイギリスに渡り、その後パリ、再びイギリスへ」と説明されており、中国の香港や上海の風景を描いた水彩画には「46才、1919年春に中国へ渡り、上海で個展を開く」と説明されるなど、「旅」をした後を風景画と共に追いかけるように見ることができます。

 同展を訪れていた主婦は「その絵を描いたときのエピソードや絵に描かれている街や建物の説明があるので、よりリアルに、臨場感があるように見えて楽しいです」と笑顔で話していました。

お問い合わせは大谷記念美術館まで 電話番号:0798-33-0164

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