市民文化賞・湯川記念賞を贈呈
輝かしい功績をたたえて

市民文化賞
~贈呈式は11月3日~

写真:昨年の贈呈式の模様
※写真は昨年の贈呈式の模様
市は、「平成29年度西宮市民文化賞」の受賞者を決定しました。受賞者は、前西宮市医師会看護専門学校長の井上晃一さん、手漉(す)き和紙職人の馬場和比古さんのお二人です。
同賞は、学術・芸術・体育・社会事業・生活文化等に功績があった個人および団体に贈られるものです。
贈呈式は、11月3日(金・祝)午前10時から西宮神社会館で行われます。問合せは秘書課(0798・35・3432)へ。
地域医療の充実に貢献
前西宮市医師会 看護専門学校長
井上 晃一さん
写真:井上 晃一さん
西宮市医師会副会長、西宮市医師会准看護学院副学院長等を歴任し、変化する医療環境を的確に把握して、看護師育成のための新たな課程の開設や校舎の移転に精力的に取り組み、西宮市医師会看護専門学校の礎を築いた。
西宮市医師会看護専門学校長として、卓越した指導力と豊かな経験で、地域医療の要となる看護師の育成に尽力し、本市の地域医療の充実と保健衛生の向上に大きく貢献。
また、永年にわたり園医や学校医等を務め、本市の学校保健の促進に力を注ぐ一方、西宮市社会教育委員をはじめ幅広い分野において各種委員に就任し、豊富な専門知識で的確な指導・助言を行い、本市の行政推進にも寄与。
名塩紙の伝承と普及啓発に寄与
手漉き和紙職人
馬場 和比古さん
写真:馬場 和比古さん
永年にわたり名塩紙の手漉き和紙職人として、気概をもって日夜研鑽(さん)に努め、日本古来の伝統文化の堅持と紙漉き技術の向上に力を注ぐとともに、本市が全国に誇る伝統工芸品である名塩紙の「雁皮(がんぴ)に地元産の泥を漉き込む」という独特な製紙技法の伝承と普及啓発にも大きく貢献。
西宮市名塩和紙学習館紙すき推進委員として、和紙学習館の事業運営に携わり、名塩紙への理解と郷土愛を深めることに尽力。
また、国の重要文化財等の修復に用いる最高品質の金箔の製造工程に必要不可欠な、滑らかで良質な箔打紙(はくうちがみ)を繊細な感性と卓越した技術で抄造するなど、国内の文化財の保存と西宮の名声を高めることに寄与。

湯川記念賞

市は、「西宮湯川記念賞」の受賞者を決定しました。受賞者は大阪大学大学院理学研究科助教・深谷英則さんです。
贈呈式は、12月16日(土)午後1時から、フレンテホールで行われます。
問合せは生涯学習推進課(0798・35・5166)へ。
素粒子の分野に貢献
大阪大学大学院理学研究科・助教
深谷 英則さん
写真:深谷 英則さん
西宮湯川記念賞は、故湯川秀樹博士が本市在住中に提唱した中間子論により、日本人初のノーベル賞を受賞したことを市の誇りと考え実施している「西宮湯川記念事業」の一つです。理論物理学分野で極めて優秀な成果を修めた40歳未満の若手研究者に贈呈されるもので、同研究者の中で、登竜門として位置づけられるものです。昭和61年に始まり、これまで延べ38人が受賞しています。
深谷さんの受賞研究は、「カイラル対称性の自発的破れと質量の起源の研究」です。
この研究は、理論物理学の「物性」、「素粒子」、「原子核」、「宇宙」の4分野のうち、素粒子の分野に大きく貢献しました。

12/9・16フレンテホール≪専門家が最先端の科学を分かりやすく≫
湯川記念科学セミナー
今年度の受賞者、深谷さんの講演も!

市は、「西宮湯川記念事業」の一つである「西宮湯川記念科学セミナー」をフレンテホールで開催します。
基礎科学に対する正しい知識を学び、科学への関心を高めてもらうことを目的として、専門家が最先端の科学を分かりやすく解説します。
また、12月16日のセミナー開始前には「西宮湯川記念賞贈呈式」を開催し、今年度の受賞者である深谷英則さんから、受賞者となっての感想や受賞研究についてお話を聞くことができます。
日程・テーマなどは下表のとおり。在勤・在学者可。受講料無料。定員各200人。多数の場合抽選。
【申込】
ハガキ(1人1枚)に講座名、住所、氏名(ふりがな)、年齢、参加希望日(両日かいずれか1日)、電話番号、在住・在勤・在学のうち該当するものを書き、11月17日までに生涯学習推進課(〒662-0911池田町11-1)へ郵送(必着)を。重複申込不可 ※市のホームページ(楽しむ・学ぶ→生涯学習)や携帯電話・スマートフォンからも申込可
QRコード
申込はこちら↑
日程 テーマ(講師)
12/9(土)午後2時から アインシュタイン、湯川、南部~素粒子と真空の向こうに(大阪大学名誉教授・細谷裕さん)
12/16(土)午後2時から
※贈呈式は1時から
トポロジカル物質って何?(京都大学大学院理学研究科教授・川上則雄さん)

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