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2012年11月25日 第1401号

学校耐震化進んでいます

写真:耐震改修を行った段上小学校
今年度耐震改修を行った段上小学校。
建物外側から補強しています
写真:耐震補強が行われた教室
窓の内側から耐震補強が行われた教室で
防災について学ぶ子どもたち
市は、市立小、中学校、高等学校、特別支援学校、幼稚園の校舎や体育館などの耐震化に取り組んでいます。
学校施設は子どもたちの学習・生活の場であるとともに、非常災害時には地域住民の避難場所としての役割を果たすことから、安全性の確保は大変重要です。
そのため、耐震化が必要な全ての学校施設の改修を進めています。
市民の皆さんのご理解・ご協力をお願いします。
問合せは学校施設計画課(0798・35・3893)へ。

耐震改修を順次実施

市は、昭和56年の建築基準法改正前の旧耐震基準で建築された校舎や体育館などについて平成18年度までに耐震診断を実施しました。
診断の結果、耐震補強が必要と認められた建物については、耐震化推進計画に基づいて、順次改修を行っています。
対象となる建物は、非木造で2階建てまたは延べ床面積が200平方メートル以上の市立小・中学校、高等学校、特別支援学校、幼稚園の校舎や体育館などです。
これらのうち、耐震診断の結果が一定の基準を満たしていないものについて、耐震強度の低い建物のある学校から優先的に改修を進めています。
なお、建築基準法改正後の新耐震基準に基づいて建築された建物(昭和57年以降のもの)や、耐震診断の結果が一定の基準を満たしている建物については、耐震補強の必要はありません。
改修の時期は、学校活動への影響をできるだけ小さくするため、主に夏休みに行っています。
改修にあたっては、子どもたちや地域住民の皆さんの安全に配慮しながら進めています。

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耐震化率は約86%

円グラフ:学校耐震化の状況 平成24年度末
耐震化が必要な建物のうち、建て替え等によるものを含めて、昨年度までに82棟の建物について耐震化を終えています。
今年度は、既に改修を終えたものを含めて37棟の耐震化に取り組んでおり、年度末時点の耐震化率(対象となる全ての建物のうち、耐震性能を満たす建物が占める割合)は、約86%となる予定です。
来年度は41棟を計画しており、建て替え等により耐震化を図るものを除いて、全ての建物について耐震化が完了する予定です。
学校耐震化の状況について詳しくは市のホームページ(くらしの情報→教育)で公表しています。
建て替え等により耐震化を図るものについても、国が定める平成27年度末までに完了できるよう計画を進めています。
今後も子どもたちや地域住民の皆さんの安全に配慮しながら、耐震化に取り組んでいきます。
学校園別の耐震化内訳 平成24年度末
対象棟数
(A)
内訳 耐震化率
(B+C+D)/A
(%)
昭和57年
以降建築
(B)
昭和56年以前建築
耐震化
必要なし
(C)
済み
(D)
来年度以降
(E)
小学校
172
69
14
71
18
89.5
中学校
109
48
8
34
19
82.6
高等学校 
12
4
0
5
3
75.0
特別支援学校
7
1
1
5
0
100.0
幼稚園
24
7
8
4
5
79.2
合計
324
129
31
119
45
86.1

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教室の空調設備を整備

市は、学習環境改善のため、中学校の普通教室などへ空調設備を整備します。
これまで、市内20校の中学校のうち3校に、航空機や鉄道の騒音対策として空調(冷房)設備を整備していました。
今後は、空調設備が未整備の中学校17校を対象に、平成25・26年度の2年間で、全ての普通教室等に空調設備の整備を行う予定です。
中学校以外の市立学校については、高等学校、特別支援学校で空調設備の整備が完了しています。
小学校については、公害対策の一環として整備している学校や校舎改築の際に整備している学校もあります。
未整備の小学校は、中学校での空調設備の整備に続いて行うこととしています。

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