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2011年12月10日 第1379号

西宮で広がる大学パワー 大学交流センター開設10周年

西宮市は10の大学・短期大学を有する〝大学・学生のまち〟です。市は、平成13年にアクタ西宮東館内に西宮市大学交流センターを開設し、これらの大学などで構成する西宮市大学交流協議会とともに、「大学間の交流」「大学と地域社会・市民との交流」を進めてきました。
このたび開設10周年を迎え、なお一層大学と連携を深め、学生の力を生かした魅力あるまちづくりに取り組みます。
問合せは西宮市大学交流センター(0798・69・3155…月曜休み)へ。
写真:NCP会議
NCPの会議で意見を出し合う学生たち

"NCP"が活躍中 若い感性やアイデア生かす

写真:受け渡し式
西宮から被災地に思いを届けました
昨年、西宮市大学交流協議会内に大学連携学生プロジェクトチーム「NCP」(Nishinomiya College Project team)が設置されました。
NCPは、市内の10大学・短期大学から推薦された学生で構成されており、大学生の立場から市の事業への提案や、イベントの企画・運営などを行っています。
留学生が参加する国際交流パーティーの企画をはじめ、7月には東日本大震災の復興支援として、学生や市民3000人以上から集めた応援メッセージを東北大学学生ボランティア組織に託し、11月には河野昌弘市長と意見交換を行うなど、活動は多岐にわたります。
今後も、学生の若い力を地域課題の解決やまちづくりなどさまざまな場面で生かしていけるように、市は学生たちの活動をサポートしていきます。

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市民の学習ニーズに応える

写真:インターカレッジ西宮
市内大学・短期大学の特色ある授業を展開する
「インターカレッジ西宮」
市民の皆さんの高度な学習ニーズに応えるため、年間12回にわたって「インターカレッジ西宮」を開催しています。
これは市民を対象に、各大学の教員が歴史や心理学など多彩なテーマで講義を行うものです。
また、市内の大学・短期大学に通う学生が大学の枠を超えて学び、単位を取得できる「共通単位講座」(単位互換履修制度)に、昨年から市民聴講枠を設け、市民と大学との交流を図っています。

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広がる 地域との連携

写真:高齢者との交流
地域の高齢者との交流を深める
武庫川女子大学の学生
地域と連携した大学独自の取り組みも増えてきています。
関西学院大学では、学生が地域住民とともに地域の景観形成に取り組んでいます。
大学が地域を教育のフィールドとして活用することで、特色ある実践的な教育ができるとともに、学生が地域に関心をもつきっかけとなります。
武庫川女子大学では、地域の社会福祉機関や医療機関、企業と連携して、高齢者の栄養状態の改善や生きがいづくりを目的とした支援活動を行っています。地域の高齢者と交流をもつことは、学生にとっても貴重な経験です。
また、そのほかの大学でもさまざまな地域連携の取り組みが広がっています。

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1月28日 アミティホール
記念シンポジウムの参加者募集

市は、西宮市大学交流センター開設10周年記念シンポジウムを開催します。
テーマは「大学を核としたまちづくり・人づくり~カレッジタウン西宮の可能性」。
大和ハウス工業代表取締役副会長・村上健治さんによる基調講演や、NCPの学生も参加するパネルディスカッション、事例発表などを行います。手話通訳・要約筆記あり。
皆さんぜひご参加ください。参加費無料。定員あり。託児あり(定員あり。要申込)。
【日時・会場】
来年1月28日(土)午後1時から市民会館アミティホール
【申込】
往復ハガキに参加者全員の住所・氏名・年齢・電話番号・託児希望の有無を書き、西宮市大学交流センター(〒663―8035北口町1―2)へ

※市のホームページ(楽しむ・学ぶ→大学交流)からの申込も可

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