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西宮の地勢と災害想定 日頃からの準備
地域での防災活動 家族で防災の話し合いを
1.地 勢
 (1) 地   形

 本市は、兵庫県の南東部にあり、大阪、神戸両市の中間に位置しています。市域の東は武庫川下流で尼崎市に、西は芦屋市に、北は六甲山地北部で神戸市仁川および武庫川中流で宝塚市にそれぞれ接し、南は大阪湾に面しています。市域は、南北19.2km、東西14.2kmにわたり、ひょうたん型に展開しており、その中央部を東六甲山系に属する山地が東西に横断し、これを境にして南部地域と北部地域にほぼ二等分されています。全体として、海抜−0.6m(鳴尾東保育所付近)から標高898.6m(関西電力無線局付近)に及ぶ起伏と変化に富んだ地形を生み、自然と緑とあいまって美しい景観をつくり出しています。
 東六甲山系から市北部の北摂山系に広がる
山地は、市域総面積の70%余りを占め、瀬戸内海国立公園六甲山地区の一部を含む豊かな自然に恵まれた地域であります。
 (2) 地   質

 地質系統は、中世代の六甲花崗岩及び石英粗面岩類の古い系統と、新生代における神戸層群、大阪層群、段丘れき層及び沖積層といった比較的新しい系統の2つに大きく分けることができます。
 
太多田川から北部一帯は主として石英粗面岩類からなり、山口町と塩瀬町の一部では泥岩、砂岩、れき岩からなる神戸層群で覆われており、この層群において集落の形成がみられる。
 東六甲山系に属する
山地においては、表層は凝固度の弱いれき、砂、粘土からなる洪積層(大阪層群、段丘れき層)に覆われており、南部の市街地は、花崗岩の風化作用と河川の浸食作用によって、六甲山地の土砂が多量に下流に運ばれ、たい積してできた沖積層のデルタの上に形成されている。
 また、兵庫県南部地震発生時には、淡路島の野島断層が活動したことが判明しているが、市域内には、甲陽断層や西宮断層(伏在断層)、六甲断層など、いくつかの活断層の存在が明らかになっている。
 (3) 気   象
 本市は、地形上南北に長くその中間を六甲山系が横断しているため、気象条件は、山間部に属する北部地域と、大阪湾に臨む南部地域とではやや異なりますが、その特性は概ね瀬戸内海性気候を示し、晴天が多く、気候は温暖で湿度も低いといえます。
 また、
南部地域では、顕著な海陸風がみられます


2.災害想定
 (1) 風 水 害

 西宮市においては、地勢の特性上、豪雨や台風による水害、高潮、土砂崩れなどさまざまな災害が想定されます。
 近年では、地球温暖化やヒートアイランド現象による上昇流などにより都市部における集中豪雨が発生しやすくなっており、都市化の進展に伴う土地利用の変化等によって、土砂災害の発生が目立っています。
 また、近年その発生数、上陸数ともに増加傾向をみせている台風も、
進行方向前面に前線があるときには、特に大雨に対する警戒が必要なほか、コースによっては大阪湾を中心に高潮が発生する恐れがあります。
 (2) 地 震 災 害

 わが国はユーラシアプレート、太平洋プレート、フィリピン海プレート、北米プレートの4つのプレートの境界に位置しております。プレート付近の内陸部には活断層が存在し、プレート境界型地震および内陸型地震(直下型地震)が発生する危険にさらされております。
 特に、
フィリピン海プレートがユーラシアプレートに潜り込む静岡〜紀伊半島沖・四国沖に形成された南海トラフでは、プレートの潜り込みによって生じる歪みが限界に達すると引き起こす東南海・南海地震が想定され、阪神間にも揺れや津波をもたらす地震として注目を浴びております。
 また、地震に伴い、揺れによる建物や塀の倒壊、火災のほか、南部地域の砂質地盤では
液状化現象、海岸付近では津波、山地・傾斜地では土砂崩れ・地すべりなど土砂災害の危険性があります。
 (3) 人 為 的 災 害
 大規模火災、危険物事故(石油類、火薬、高圧ガス、放射性物質、海上流出油事故など)、突発性重大事故(航空機、列車事故など)発生の可能性も皆無ではありません。また、最近では意図的な毒物等の散布といったケースも発生しています