国民健康保険

健康情報

西宮市国民健康保険に加入されている方の健康課題について(情報提供)

更新日:
2017年6月8日
ID:
33359

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保健事業実施計画(データヘルス計画)を策定しました

 近年、特定健康診査の実施や診療報酬明細書等(レセプト等)の電子化の整備の進展等により、健康や医療に関する情報を活用し、健康保険に加入されている方の健康課題の分析や保健事業の評価等を行うための基盤が進んできました。この度、西宮市では、これらの情報を活用し、「西宮市国民健康保険保健事業実施計画(データヘルス計画)」を策定いたしました。

 平成25年度に「西宮市国民健康保険特定健康診査等実施計画(第二期、計画期間:平成25年度~29年度)を策定しており、この「西宮市国民健康保険保健事業実施計画(データヘルス計画)」と合わせて策定しています。

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①特定健康診査を受診しましょう!!

 将来の医療費の負担を減らすには、毎年、健診を受診することが大切です。健診を受診することで、自分自身の身体の状態を知り、生活習慣を改善して病気を予防する事ができます。病気を予防することは、病院等にかかる医療費を抑える事ができるようになり、結果的にご負担頂く医療費の抑制につながります。

 平成27年度の西宮市の特定健康診査の受診率は33.9%で、全国市町村国保平均の受診率36.3%(速報値)より2.4%低い状況です。平成27年度の性別、年齢別の受診率の状況において、70歳代を除く40、50、60歳代の男女共に全国の平均より低い状況でした。また、地域によって受診率にばらつきがあり、特に山口地区の受診率が低く、男女共に市の平均を下回っている状況でした。

 地域による受診率の格差については、どの地域にお住まいでも、受診しやすい環境づくりに努めます。特定健康診査の受診率は、国によって目標が60%に定められています。この目標を達成するためにはまだまだたくさんの方の受診が必要です。

 ご自身の身体の状態を知る為に、ぜひ、特定健康診査を受診しましょう!!

平成27年度特定健診受診率

 

 

 

②特定保健指導を受けましょう!!

 特定健康診査の結果から、生活習慣病の発症リスクが高く、生活習慣の改善により、生活習慣病の予防効果が多く期待できる人に対して、専門スタッフ(医師、保健師、管理栄養士など)が生活習慣を見直すサポートをします。心臓病(心筋梗塞、狭心症)や脳卒中(脳出血、脳梗塞)等の重篤な病気のもとになる高血圧、糖尿病、高脂血症の生活習慣病は、自覚症状がほとんど無く、気づいたときには手遅れになっていて、以前の健康な状態に戻ることが難しい場合があります。

 今回、特定保健指導の効果を検証するため、平成22年度の特定健診の結果、特定保健指導の積極的支援と判定された人で利用された群と(41人)、未利用群(484人)について、その後の健診結果との差の検証を行いました。

 平成22年度の体重の値との差の平均値をそれぞれ出して、T検定(等分散を仮定した2標本による平均値の差の検定≪5%有意水準≫)による統計学的処理を行いました。平成24年度、平成25年度は有意に利用群の体重の方が減少しており、その他の年度についても、利用群の方が未利用群よりも減少している事が分かりました。

特定保健指導の対象になられた方は、今がご自身の生活習慣を見直す良い機会です。ぜひ、ご利用ください!!

平成27年度特定保健指導

 

 

 

③生活習慣病の予防が必要です

 標準化比は、年齢構成が異なる集団間(例えば西宮市と全国)の傾向を比較するものとして用いられ、標準化比が基準値(100)より高い場合は、その地域(西宮市)の健診結果の状況が、基準となる集団(全国)より悪いということを示しています。

 西宮市特定健康診査の有所見者のグラフを示します。摂取エネルギーの過剰を示すBMIについては、男女共に県、国と比較して100以下と低い状況です。男性の腹囲については、県に比べて高い状況です。

 血管を傷つける原因となる尿酸は男性が132.1(国の約1.3倍)、女性が127.3(国の約1.3倍)と高い状況です。また、動脈硬化の原因となるLDLコレステロールについても男性が110.0(国の約1.1倍)、女性が108.1(国の約1.1倍)と高い状況です。腎臓の臓器障害となるクレアチニンについて、男性が139.1(国の約1.4倍)、女性が161.2(国の約1.6倍)と男女共に高い状況です。

【平成27年度 西宮市特定健康診査 有所見者の比率】

 平成27年度特定健診有所見者状況

 生活習慣病の対策を実施する事で、脳血管疾患や心筋梗塞等の重症化疾患を予防する事ができ、結果的に医療費の削減にもつながります。

④西宮市の健診結果より、CKD(慢性腎臓病)の割合が高い事が分かりました。

 腎臓は、血液中の老廃物を尿として排出させるための大切な臓器です。しかし最近、慢性腎臓病(CKD)が大きな問題になっていて、成人の約8人に1人がCKDと推計されています。CKDは、初期に自覚症状が無く、むくみや貧血などの症状が出たときには病気がかなり進行しており、そのまま放置すると人工透析や腎移植が必要になる怖い病気です。腎臓は細かい血管の集まりで、糖尿病や高血圧、高尿酸等で血管が傷つくと老廃物を排泄する能力が下がります。腎臓は一度悪くなってしまうと、元に戻す事はできません。また、心筋梗塞や脳梗塞の発症につながります。

 平成27年度特定健康診査の実績によると、CKDの指標となるeGFRの有所見者全体が男女共に全ての年齢で兵庫県平均より高い事が分かりました。これは、兵庫県全体に比べて西宮市のCKDの割合が高いという事を表します。

 CKDを防ぐため、また進行させないために生活習慣を改善し、腎臓の血管を守っていくことが大切です。

【平成27年度特定健康診査 eGFR県比較】

平成27年度eGFR

 

 ★腎臓を守るために以下の点に気をつけましょう★

①禁煙

②食事(血圧の管理が大切ですので、塩分の摂りすぎには気をつけましょう。)

③適度な運動

④十分な睡眠

⑤適正体重

 

☆以下の人は注意が必要です☆

・40歳~70歳未満の方でeGFRが50ml/min/1.73m2未満

・70歳以上の方でeGFRが40ml/min/1.73m2未満

 

 

⑤特定健康診査とがん検診をセットで受診しましょう!!

~”がん”の死亡状況について~

 標準化死亡比は、年齢構成が異なる集団間(例えば西宮市と国)の死亡傾向を比較するものとして用いられ、標準化死亡比が基準値(100)より高い場合は、その地域(西宮市)の死亡状況が、基準となる集団(国)より悪いということを示しています。下表の“*”で表されている箇所は、全国に比べて有意に死亡比が高い状況を示し、“-*”は有意に低い状況を示しています。

 悪性新生物が国に比べて有意に死亡比が高い状況です。

       

【西宮市の標準化死亡比(SMR)】  (%)
項目総数男性女性
総数96.6-*95.8-*98.7
悪性新生物106.1*107.3*106.0*
食道がん129.2*136.4*104.4
107.6*108.0109.5*
結腸106.5105.7108.0
直腸102.7104.1102.6
肝臓115.4*118.0*114.0
すい臓101.9100.6104.3
104.5103.7110.9
  114.5*
子宮  90.8
卵巣  100.9
糖尿病87.196.078.1-*
高血圧性疾患92.2114.978.9
心疾患96.0-*91.4-*101.1
脳血管疾患75.7-*75.5-*76.6-*
大動脈瘤および解離98.598.599.9
慢性閉塞性肺疾患94.599.981.9
肺炎98.397.8100.2
消化器系の疾患106.5101.0114.8*
腎不全104.489.5117.9*
自殺76.5-*75.8-*82.3-*

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 平成18年~22年 主要死因別標準化死亡比 新にしのみや健康づくり21(第2次)西宮市健康増進計画

 

 

~”がん”の医療費について~

 医療費について、調剤報酬を含む最大医療資源傷病名(最も医療資源を投入した病名)によるがんの医療費が県、国より高い状況です。

【最大医療資源傷病名による医療費の割合(県・国比較)平成28年度累計】

 平成27年度医療費

 

~西宮市が実施する”がん”検診について~

 西宮市が実施するがん検診(胃がん、肺がん、大腸がん、子宮がん、乳がん)について、がん検診全て、県、国の受診率に比べて低い状況です。

【平成26年度 がん検診受診率(地域保健報告)】

平成27年度がん受診率

 特定健康診査とがん検診をセットで受診しましょう!!

 

 西宮は大阪、神戸のほぼ中間に位置し、市南部の市街地からはどちらの都市にも電車で約15分という、便利な場所に位置しています。また、名水である宮水に恵まれた酒どころ、おいしいスイーツのお店が数多く立ち並ぶ特色もあります。

 好きなときに美味しいお酒を飲み、美味しいスイーツを食べ、あまり歩く事なく好きなところに出かけられるという幸せ。その幸せも自分や周りの家族が”健康”な状態であってこそ。

 自分のため、家族のためにどうすれば今日の”健康”を明日へつなげられるか?

 気づいて欲しい。あなたにも。今から出来る”健康”への第一歩。

 それは”特定健康診査”を受けて、自分の身体の状態を知る事。

 もし、”特定保健指導”の対象になったときは、生活習慣を改善するチャンスです。「あのとき生活習慣を見直していれば、、、」と後悔することのないよう、ぜひ、”特定保健指導”というチャンスを生かしてください

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