交通計画

コミュニティ交通に関する取組み

コミュニティ交通に関する取組み

更新日:
2017年11月17日
ID:
28487

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概要

 今後、急速に高齢化が進展するなか、高齢者の方などのご通院・お買物・お出かけなどの生活移動手段の確保が全国的に課題となっています。
 西宮市には、鉄道駅や路線バスの停留所がご自宅の近くにない地域、地形勾配が急で駅や停留所からの高低差が大きい地域など、既存の公共交通機関を生活移動手段として利用することが難しい地域(公共交通不便地域)があります。
 このような状況を含む地域において、地域住民の方が主体的に取り組む生活移動手段の確保を目的とした乗合交通(コミュニティ交通)について、市は地域で検討を行う協議会へのサポートや関係諸機関との協議調整等をお手伝いします。また、地域における合意形成やコミュニティ交通のニーズを把握するための試験運行に必要となる費用について、助成金を交付します。
 試験運行において、一定の利用者数があり実際にニーズがあることが確認され、既存の路線バス等と協議調整が図られている場合には、本格的なコミュニティ交通の運行に必要となる費用について、上限の範囲内で助成金を交付します。

市の支援制度

 ●地域での話し合いや協議会での検討をサポートします。
 ●関係諸機関との協議調整をお手伝いします。
 ●試験運行に必要となる費用(運行経費と運行収入の差額)について、助成金を交付します。
 ●本格運行に必要となる停留所設置費、車両購入費及び運行損失に係る費用について、
  上限額の範囲内で助成金を交付します。

 ・試験運行  :西宮市コミュニティ交通検討事業に係る試験運行等補助金交付要綱
 ・本格運行  :西宮市コミュニティ交通支援事業助成金交付要綱
 ・パンフレット:地域がつくる地域の交通

生瀬地域における取組み(本格運行前)

 市内で唯一コミュニティ交通が運行している生瀬地域は、市域北東部の山間部に位置し、古くからの集落を囲むように山を切り開いて造成された新興住宅地が複数点在しています。これらの地域は、急勾配でかつ狭隘な道路が多く、移動は専ら自家用車に依存するというライフスタイルとなっていました。また、川を挟んだ各地区のコミュニティや交通事情等が異なっており、さらに、昨今の少子高齢化の進展による高齢者の増加や人口減少などに起因した地域課題、特に移動面での課題が顕在化していました。
 このような状況のもと、地域の将来に危機感を持った一部の住民による、平成21年に実施したボランティア輸送がきっかけとなり、その後、産官学民との協働のもとコミュニティ交通の運行に向けた地元協議会を立ち上げました。当協議会では、アンケート調査や試験運行、地域での座談会を繰り返しながら、最終的には、地域内の全て(9つ)の自治会と老人クラブ、社会福祉協議会を含む地域全体の取り組みに発展し、「ぐるっと生瀬」運行協議会が誕生しました。そして、「①高齢者をはじめ、誰もが気軽に利用できる移動手段の確保」、「②新たなコミュニティの醸成や地域の活性化」、「③全て(9つ)の自治会がともに連携・協働して取組む」ことを重点目標として、地域が主体となり、持続可能な地域公共交通として平成27年10月1日からコミュニティ交通「ぐるっと生瀬」の本格運行へと結びつきました。

  ロゴ「ぐるっと生瀬」
   「ぐるっと生瀬」ロゴ
~人をつなぐ、まちをつなぐ~
 地域のみんなのおでかけ交通

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生瀬地域における取組み(本格運行後)

 本格運行開始はゴールではありません。継続的な運行のためには、多くの方にご利用いただく必要があります。
 そこで、「ぐるっと生瀬」運行協議会では、広告付き会報の定期発行や自治会毎の座談会、ホームページ・SNSを活用したPR、ゆるキャラ(ぐるっとちゃん)・生瀬音頭の制作、保育所・幼稚園・小中学校でのモビリティマネジメント教育、トライやるウィークの受入れ、地域の各種行事の支援、清掃活動、空家対策など、本格運行以前よりも増して、多種多様な利用促進の取組みを実施されています。
 このように、住民の方々が、バスの利用促進活動とともに地域活性化の取組みに積極的に関わることで、バスへの愛着と地域への愛着が相互に高まっており、「ぐるっと生瀬」が地域を盛り上げる起爆剤となっています。今後も、さらに地域内交流を促進させ、魅力的で活力ある地域が形成されることが期待されます。

 地域における具体的な変化としては、地元協議会や地域の方々の支援のおかげで、バスが安定して運行しているため、自家用車の利用を控えたり、運転免許証を返納する事例が出てきているほか、バスの時刻に合わせてお出かけをするなど、外出機会の増加やライフスタイルの変化がみられます。また、顔なじみの運転手さんは、気さくで親切なため、小学校低学年のお子様一人だけでも、安心して乗せられるとの声があり、通学や遊びに利用する子どもも増えています。
 バスの車内では、偶然の旧友との再会や、同地区に住みながらも会話をしたことがない人とも交流を深め「バス友」ができるなど、住民同士の結びつきが強まっています。また、他地区へも気軽に足を運べるようになったことから、初めてお隣の地区へお出かけされる方も多く、地域の結びつきも強まっています。
 このように、「ぐるっと生瀬」は、ひとやまちをつなぐコミュニティバスとして、生瀬地域を走っています。

 また、このような地域主体の活動等が評価され、「ぐるっと生瀬」運行協議会は、『平成28年地域公共交通優良団体国土交通大臣賞(2016.7.29)』をはじめ、多くの賞を受賞されています。

※「ぐるっと生瀬」における運行開始までの経緯や取組み状況などが、下記のページで動画にて公開しております。是非、ご覧ください。なお、この動画は、市政情報を広報するために作成されたものです。
 ・にしのみやインターネットテレビ:タイトル「地域の心をつなぐコミュニティバス」
 ・Youtube:タイトル「地域の心をつなぐコミュニティバス」

  ぐるっとちゃん
「ぐるっと生瀬」マスコットキャラクター
   
 ぐるっとちゃん

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