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西宮湯川記念事業

第12回 西宮湯川記念賞受賞者

更新日:
2017年1月25日
ID:
26561

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初田哲男先生贈呈式年月日 1997年(平成9年)11月13日

〔受賞者〕
 初田 哲男(はつだ てつお)
  筑波大学物理学系 助教授

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  受賞研究  
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 「核媒質中におけるハドロンの動的構造の研究」

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  受賞理由  
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物質の基本構成要素であるクォークとグルオンは核子や中間子などのハドロン内に閉じ込められており単純では観測できない。しかしながら超高温、超高密度の極限状態では、クォーク・グルオンプラズマと呼ばれる新しい物質相が実現すると考えられている。

受賞者は、世界に先駆けて、この相転移の前駆現象としてクォークとグルオンの束縛状態であるハドロンの質量が、密度に比例して減少することを量子色力学に基づいて見出した。

この現象は、現在CERN及びBNLで計画中の超相対論的重イオン衝突実験をはじめとするいくつかの実験計画で、観測できるものとして期待されている。
超高密度、超高温での物質の構造を解明する手がかりとして受賞者の業績は高く評価できる。
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