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西宮湯川記念事業

第7回 西宮湯川記念賞受賞者

更新日:
2017年1月25日
ID:
26552

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金子邦彦先生贈呈式年月日 1991年(平成3年)10月26日
〔受賞者〕
  金子 邦彦 氏(かねこ くにひこ)
   東京大学教養学部 助教授

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  受賞研究  
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 「結合写像格子の導入による時空カオスの研究」

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  受賞理由  
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自然の運動には、地球や月の運動のように幾千年も前から予測可能な運動と、天気を決める大気の運動のように予測困難な運動とがある。

最近、非線形力学系や熱平衡から十分に離れた非平衡開放系は、殆どすべてが予測不可能な非周期運動(カオス)を示すことが判明し、このカオスの構造の解明が重要な課題となっている。

金子氏は、空間的に一様でない流体や化学反応系などで起こり得る時間的、空間的に複雑なパターン、すなわち、時空カオスを研究するモデルとして、1984年に、空間格子点の上に低次元写像を置き相互作用させた結合写像格子を提案し、いくつかの新しい時空パターンを発見した。

これらの時空パターンは流体や液晶で実証され、国際的にも高く評価されている。しかも現在、時空カオスの研究が重要な課題となり、金子氏の結合写像格子はその強力な現象論的方法として広く使われている。
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