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西宮湯川記念事業

第1回 西宮湯川記念賞受賞者

更新日:
2017年1月25日
ID:
26317

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米谷 民明先生贈呈式年月日 1986年(昭和61年)11月9日

〔受賞者〕
 米谷 民明(よねや たみあき)
  東京大学教養学部 准教授 

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  受賞研究  
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 「弦理論に基づく量子重力の研究」

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  受賞理由  
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湯川博士の中間子論導入によって開かれた素粒子物理学は、今世紀後半に至って大きく進歩した。すなわち原子核を構成する陽子、中間子及びその間の力を媒介する湯川中間子などハドロンとよばれる素粒子は、より基本的要素クォークとそれらの間に介在するゲージ場とから構成され、かつこれらハドロンの衝突などにおいては、上記要素があたかも弦によって相互に連結されているように振る舞うことが分かってきた。

それと同時にこのような対象を取り扱う理論的枠組み=双対弦模型というものが見出されていたが、米谷氏の研究は,氏が北海道大学大学院生のときに行ったもので、双対弦模型がアインシュタインの重力理論をも含みうることを示し、従来の理論の持つ意義を大きく転換したものである。

現在、すべての素粒子を統一して理解するための大変有望な理論として、超弦理論という研究が世界中で精力的に進められているが、米谷氏の業績は、このような研究動向の端緒を拓いたもので、国際的にも高く評価されている。

その後も米谷氏は、素粒子物理学の中心的課題にとりくみ、着々と成果をあげ、氏の今後の活躍についても大きな期待がもてる。



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